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院長ブログ

高校生の進路

もし、高校生の女子の方で、進路に迷われている方とか、看護士の資格を取ろうと思われている方がいらっしゃったら、ぜひとも歯科衛生士になることをお勧めします。今年も就職活動がほぼ終わりましたが、残念ながら、当医院では採用できませんでした。なぜなら、求人倍率が50倍という状況だからです。
歯科衛生士という職業自体があまり知られていません。簡単に言うと歯科専門の看護士さんみたいなものです。看護士の資格と同様に厚生大臣の免許ですし、給与もかなり高いです。現在の新卒初任給は福岡でも24万円くらいで、東京では25~26万円です。資格があれば、結婚出産後も再就職には困りません。夜勤はありませんし、看護士さんと比べるとかなり仕事は楽な気がします。(最近、母が入院していまして、看護士さんの仕事を見る機会が多く有ったので、看護士さんは大変そうだなと強く感じました。)
歯科衛生士の仕事のおもなものとしては、歯の歯石取り・歯磨きの仕方の指導と管理・定期的なメインテナンス・ドクターのアシスタント・寝たきり患者様の訪問歯科医療などなど多岐に渡ります。
ドクターと患者様の橋渡しの役目をするトリートメントコーディネーターも大切な仕事です。とても、やりがいのある仕事ですし、患者様からも感謝される事の多い仕事です。
人生設計の中で、なりたい物やしたい事が決まっているならいいのですが、もし迷われているなら歯科衛生士はお勧めの仕事だと思います。歯科衛生士になるには、看護士さんと同じく3年間は歯科衛生士の専門学校に行かないといけません。そこで歯に関する講義を受け臨床実習を修了して、国家試験の受験資格ができ、国家試験に受からないといけません。合格率は95%以上ありますので、ほぼ全員合格します。
もしも、4年生の大学に行って資格も無く普通に事務系の会社に就職しても、初任給で24万円はないでしょうし、会社を辞めて再就職すると、また仕事の覚え直しをしないといけないですから給与は当然さがります。
女性は結婚すると退職して、その後、子育てしながらのパートタイマーになる方も多いのですが、専門職なので一般の事務系よりは時給はかなり高いですし、就職も有利です。
というわけで、歯科衛生士は大変にすばらい仕事ですので、ぜひとも考慮してみてください。オープンキャンパスや体験会等も有りますので、興味がありましたらぜひとも、連絡してみてください。現在北九州市(小倉北区)には、3校の歯科衛生士専門学校があります。

虫歯を予防する食べ物

前回、砂糖が虫歯菌の栄養といいました。砂糖を全く取らない生活なんてまずできません。
しかし、砂糖を取っても虫歯にならないようにする方法はあります。
虫歯になるのは、口の中に砂糖の甘味が停滞している時間だけです。
砂糖とは、いわゆる白砂糖(主成分はショ糖という二糖類)だけです。ジュース等のブドウ糖液糖も含まれます。。
簡単に言うと、飴・ハイチューは最悪です。10分間濃い砂糖が溶け出して来ます。
チョコレート等の歯にくっつき易いネバネバした甘味もだめです。
逆に甘くても、サラサラしたアイスクリームなどは、比較的なりにくいです。
クリスマスケーキを食べたら、すぐにお茶を飲んで口の中を洗い流しましょう。
だから、必ずしも少しでも砂糖が入っていたらダメというわけではないのです。
以上まとめると、砂糖分が口に何分間とどまるかが大切という事です。
砂糖が長くとどまっている時間が、虫歯が進行している時間なのです。

人工甘味料はどうかというと、甘くても虫歯はできません。
天然には存在しない糖なので、細菌も分解して栄養にすることはできません。
いわゆるシュガーレスという表示がなされていたりしますが、砂糖ではないので大丈夫です。
さらにキシリトールは、虫歯菌を退治する作用があって、積極的に虫歯予防に貢献する事がわかっています。
しかし、砂糖の変わりにキシリトールを使ってお菓子を作ると5倍くらいの値段になりますので、売れないです。
200円のチョコレートなら1000円になってしまいます。スーパーでチョコが1000円で売っていても買わないですよね。

もう一つ虫歯を予防するたべものとして自浄作用のある食べ物を挙げる事ができます。
自浄作用とは、食物が歯の掃除も兼ねてしてくれるという食べ物です。
例をあげると、リンゴは自浄作用のあるたべものです。
りんごを咬むとシャキシャキしていて、水分が多くでできます。もし、歯の表面にベトベトした食品が着いていてもリンゴを食べると表面をこすって汚れを落としてくれるのです。食べ物自身が歯の掃除をしてくれるのです。
デザートにリンゴはおすすめですが、他にも自浄性食品はあります。
野菜なら、生のキュウリ・ごぼう・レンコン・生のキャベツ・刺身に着いている大根・タクワンなどなど
果物なら、なし・かきなど
繊維が多いとか、シャキシャキして水分が多いなどの特徴があるのです。
こういった食品を上手に使って虫歯予防をしていってほしいと思います。

「歯の運命」を決める知られざる常識

クリスマスケーキを食べた後すぐに歯磨きしましたか?
歯を磨くと虫歯にならないという常識が普及しすぎている感じがいつもするのですが、磨いても虫歯になってしまう部分があることをご存知ですか?
「虫歯になぜなるのか」を、研究する分野をカリオロジーといいますが、その分野の中では常識になっているのに、一般にはあまり知られていない事があります。
虫歯になり易い部分は3っあります。
(1)歯の咬む面の溝 
(2)歯と歯が接触する面
(3)歯と歯肉の境目
歯ブラシで歯を磨く事で虫歯を予防できるのは(3)だけ
フロス(歯磨き用糸)や歯間ブラシを通す事で虫歯を予防できるのは(2)だけ
しかし、(1)は歯磨きをしても虫歯になることがありますし、歯磨きをしなくても虫歯にならない事もあります。
つまり、(1)咬む面の溝は、歯磨きとは関係がありません。これは論文で認められた事実なのです。

では、何が原因かというと、歯が生えてきた瞬間に最初に溝に入ってきた菌が虫歯菌か虫歯菌で無いかによって歯の運命が決まるのです。
簡単に言うとオセロゲームの角のマスを占領するとその後はひっくり返らないのと似ています。
最初に虫歯菌が溝に入ってきて住み着いてしまうと、後から虫歯を作らない善玉菌が来ても、追い出されてしまうのです。逆に、最初に善玉菌が溝に入ってきて住み着いてしまうと、後から虫歯を作る虫歯菌が来ても、追い出されてしまうのです。つまり、歯が生えた瞬間に歯の溝が虫歯になるかならないかは、菌の種類によって決まってしまうのです。

この事実は、全くといっていいほど知られていません。歯科医師の半分くらいは理解しているような感じがしますが、知らない歯科医師もいますし、歯科衛生士も知らない人の方が多いような気がします。
つまり、虫歯予防の要(かなめ)は、歯が生える6歳から生え終わる13歳くらいにどのくらいの割合で口の中に虫歯菌が存在しているかにかかっています。
口の中に虫歯が有れば有るほど、虫歯菌の割合がおおくなります。生え変わる永久歯の隣の乳歯に虫歯があると、必ずといっていいほど永久歯は将来虫歯になります。
また、虫歯菌の栄養は砂糖だけですから、特に子供さんにおいては、砂糖の摂取量=虫歯のなり易さという事もよく考えないといけません。
乱暴な言い方になるかもしれませんが、一言で言うと、小学生の虫歯予防は、歯ブラシによる歯磨きよりも砂糖を長時間とらない事の方が大切です。歯磨きするならば、歯ブラシよりもフロスを歯と歯の間に通す事の方が有効です。
次回は虫歯になりにくい食べ物について少し書きましょう。

学会で発表しました

先日は、京都でバイコンインプラントの関西支部会が開催されまして、参加しました。
といっても、私が演者というか、私も自分の臨床を発表させて頂きました。
上の顎にインプラントを入れる場合、鼻の空洞(上顎洞とか副鼻腔とも言います)が接近していて、困る事がよくあります。そんな場合は、インプラントを数多くやっている先生でないとできないと言われる事もしばしばあると思います。
実際どの程度の骨の厚みが有るかによっての程度にあわせて色々な術式で骨を造成するのですが、オリジナルな方法を考えてみたので発表させて頂きました。
厚みが9mm以上あれば、通常の方法でインプラントが可能です。こんな感じです。

こういう感じが理想ですね。しかし、いつも理想的ではありません。
8~3mmの場合は、通常はソケットリフトという方法で、インプラントを埋め込む穴から
骨の素となる骨補填剤を入れて鼻の空洞に骨を作ります。

これでもまだいいほうです。
3mm以下になると、骨を作る量が多くなりますので、頬側から窓をあけて横から直接、骨補填剤を入れて骨を作ります。その際、多くのインプラントメーカーが採用するスクリュータイプのインプラントでは、インプラントが完全に固定できず、同時にインプラントを入れてしまうのは難しくなります。長いインプラントを薄い骨で固定すると不安定です。しかし、バイコンというショートインプラントを使用すると頬側に開けた窓から直接、インプラント本体を入れることができることに気づきました。
その方が患者様にとっては、手術回数が2回から1回に減る事になるので、肉体的負担も金銭的負担も減り、きわめて有効であると思います。他のメーカーのインプラントでは、長すぎて入れることができません。
バイコンインプラントが短いからこそできる方法です。

また、実際に今年の春から3症例ほどこの方法でトライしました。無理にしてしたわけではなく、できそうな場合のみ新しい方法でしてみるという同意を得てから手術しました。一応1次手術は全て成功しています。手術後は、10ヶ月くらいそのまま放置して、補填剤が固まるのを待ちますので、今は待っている状態です。
まだ完結していませんが、聞かれていた先生も興味深かったとのコメントを頂きました。
バイコンを集大成した本が最近出版されましたが、それとはまた違った方法なのでおもしろかったともいわれました。
バイコンインプラント 九州・沖縄支部長 池田 一彦

歯の外傷時の応急処置

人が歯を失う原因でもっとも多いものは何でしょうか?第一位は歯周病と言われています。最近は歯磨き粉などのテレビCM等でそのデータを目にする機会があった方もいらっしゃることと思います。ドラッグストアのデンタルケア商品コーナーを覗いてみれば、歯周病予防、治療を謳う商品が数多く陳列されており、年々歯周病に対する世間の関心が高まってきていることを伺わせます。しかし、この「歯周病が歯を失う原因の第一位」というデータは老若男女全ての方の平均を表したものであり、年齢別に見ていくとその順位にも違いが見えてきます。年齢が上がるにつれ、歯周病の影響が大きそうなことはなんとなく想像がつくことと思いますが、では若年層ではどうでしょうか?25歳までの若年層では、歯の喪失原因の第一位は「外傷、矯正、その他」が66.8%を占めており、それに継ぐ「虫歯(30.9%)」「歯周病(2.3%)」とは大きく水をあけています。例えば55~64歳のデータは「外傷、矯正、その他(16.6)」「虫歯(28.3)」「歯周病(55.1%)」となっており、その比率は全く異なっていることが分かります。つまり若年層においては、全体の傾向に反して歯周病よりも事故等で歯を失うリスクの方が高いということが分かります。小学校での歯・口腔領域の外傷割合のデータを見ると、「歯牙破折」「亜脱臼」が全体の70%を占め、ついで「脱臼」が25%と続きます。大人のかたで事故等によって完全脱臼となるのは稀ですが、これは歯を支える骨が子供に比べて成熟し強固になっており、歯に加わった衝撃を逃がさないので、力の集中した根や歯牙が折れてしまうことが多いためです。子供の場合は、骨が未成熟で柔軟であるため、歯が折れる前に丸ごと脱臼してしまうことがあります。「遊んでいたら、勢いあまって友達の頭にガツンと衝突。気がついたら血まみれの前歯が地面に転がっていて、口の中も血だらけ」
下の写真は交通事故により折れた歯と抜けた歯です。

こんな状態になってしまうと、本人はもとより、保護者の方も見た目の惨状にパニック、となっても致し方ない事かも知れません。しかし、こんなときこそ適切な対処法を知っているかどうかが、歯を一本失うかどうかの分水嶺となります。
まず第一に「根の部分を決して触らずに拾い上げる」ことが肝要です。抜け落ちた歯がもとに戻した際に生着するための必須条件として、「根に残っている歯根膜細胞が生きている」ということが挙げられます。このため、根の部分を持ってしまうと歯根膜細胞にダメージを与えてしまう恐れがあるので、歯の頭を持つように気をつけてください。
第二に「汚れていても、決して水道水で洗わない」ことです。理由はやはり、歯根膜細胞を保護する為です。水道水では浸透圧の違いにより組織破壊を引き起こします。
第三に「なるべく早く抜けた歯をもって歯科医院を受診する」ことを心がけてください。この際、歯牙保存液に浸漬して持ち運べれば最良ですが、一般家庭で備えていることは稀と思いますので、牛乳で代用することが可能です。歯についている汚れが多い場合は、擦らずに牛乳で軽く流してください。多少の汚れは落とさず一緒に浸けても問題ありません。
もしも牛乳さえも無ければ、口の中に入れて乾燥しないようにもっときて下さい。
若いうちに歯を失ってしまうと、その後長い時間を欠損と付き合っていかなければなりません。少しでも歯を残せる可能性を高める為に、必要な処置を頭の隅に留めて置いて頂ければと思います。

メンテナンス

メンテナンスの重要性

歯医者さんは歯が痛くなってから行くところ、毎日歯磨きしていれば虫歯や歯周病を防げると思っていませんか?
しかし、すべての人が歯磨きだけで虫歯や歯周病を予防できるわけではありません。お口の中の状態は、その人によって違うので、自分で行うブラッシングだけでは不十分です。必ず磨き残しがあるからです。
口の中の細菌数や種類、唾液の量、唾液の質、歯の質、年齢、ブラッシングの仕方...虫歯や歯周病の発生にはさまざまな原因があります。
歯磨きは口の中の健康維持に不可欠だということに違いはありませんが、確実な予防には日々のブラッシングプラス歯科医院でのメンテナンスをあわせて行うことが有効です。

〈 日本人はメンテナンスに対する意識が低い 〉

日本人は、歯が痛くならないと歯医者に行かない人が多いです。歯が痛くてもギリギリのところまで我慢して先延ばしにする人も少なくありません。しかし、予防大国スウェーデンは違います。歯科受診の中心がメンテナンス(検診)です。スウェーデンでは歯が痛くなくても歯医者に通うのです。この違いの現われとして、80歳の残存歯数が挙げられます。
同じ80歳でも日本人の歯の残存歯数は7本前後、多くの人が入れ歯になり自分の歯ではおいしく食事が楽しめません。それに対して、スウェーデンでは80歳でも20本以上の歯が残っている方がたくさんいらっしゃいます。自分の歯で食事を楽しめているのです。
「80歳なら、入れ歯になっても仕方ない」と思っている人もいるかもしれません。しかし、メンテナンス次第で20本の歯を残すことは可能です。日本には、「歳をとったら歯を失うのは当たり前」と思っている人が多いですが、他の国では80歳になっても自分の歯で噛めるように歯を守るためのメンテナンスをしているのです。

〈 メンテナンスの種類 〉

メンテナンスには、保険で行う4ヵ月後毎の定期健診(歯石取り)と自費で行う1~2ヶ月毎のクリーニング(PMTC)の2種類があります。
・歯石取り
歯石取りにはスケーリングという施術方法が用いられます。スケーリングとは、歯周病の原因となる歯石を先のとがったスケーラーという器具で落としていく方法のことです。スケーラーにはさまざまな種類があり、施術する箇所や口腔内の状態により使い分けます。
保険治療の場合は、歯全体の歯石を一度で取り除くことが認められていないので数回に分けて行う必要があります。
・PMTC
歯ブラシでは、落とすことが出来ない歯の表面についた透明の膜(バイオフィルム)をとることができます。バイオフィルムとは歯周病菌などの微生物の集合体のことを言います。PMTCでは、専用の機械を使って歯の表面を1本1本丁寧に磨いていきます。虫歯になりやすい歯と歯の間、歯周病の原因となる歯周ポケットにもしっかり作用します。また、使用する薬剤は歯にとっても良い成分がたくさん入っているので、すればするほど歯が強くなっていきます。
当院ではメンテナンスを行いながら、常に患者さまのお口の状態をチェックをしています。そうすることで、口腔内の変化をいち早く整えることが出来るのです。
メンテナンスは虫歯や歯周病予防にもなるので定期的に受けることをおすすめします。

歯科医院選びの決め手は

あなたは、歯科医院を選ぶときの決め手は何ですか?
医院が清潔、先生の腕がよい、家が近いなど色々理由はあると思いますが、
安全に治療を受けられるというのは、大前提だと思います。
当院でも安心して患者様に治療をうけていただくために感染予防対策をしています。
安心で安全な良い治療には、器具の衛生状態はとても重要です。
どんなに優れた器具、どんなに歯科医師の腕が良くても、器具の衛生状態が悪ければ、
最悪の結果を招いてしまう可能性があります。感染予防対策をしっかり行うことで、
全ての治療の成功率が格段にアップします。
感染予防対策をするには、器具を清潔な状態にしておかなくてはなりません。
そのためにするのが、滅菌と言う作業です。
滅菌とは、有害・無害を問わず増殖性を持つあらゆる微生物を完全に殺滅、
または除去することをいいます。
当院にも、滅菌器が2種類あるのでご紹介します。
1つめは、高圧蒸気滅菌器です。

121℃の高温の蒸気で約20分間滅菌処理を行います。
高圧蒸気滅菌器は操作時間が短く効果も高いので多くの医院で使用されています。
滅菌した器具は1つ1つ袋に入っており、使う直前に袋から取り出すので清潔です。
当院では患者様のお口の中を見るミラー、ピンセット、歯石取りに使う器具、
インプラントの器具など様々な器具をこの機械で滅菌しています。
しかし、この高圧蒸気滅菌器は高温になりすぎるので高温だと溶けてしまうプラスチックなどは滅菌できません。
そこで使用しているのが、2つめのガス滅菌器です。

専用の容器の箱にアルコールで1度消毒した器具を入れ、ガスを充満させ滅菌を行います。操作時間は45分と長く時間がかかりますが、プラスチックなどの高温では溶けてしまう器具も滅菌することができます。
当院では、高圧蒸気滅菌器で滅菌ができない器具は全てこの機械で滅菌しているので清潔です。
また、感染の疑いのある器具は1度薬液に浸し感染力をなくしたうえで、高圧蒸気滅菌器、もしくは、ガス滅菌器で滅菌を行っております。
虫歯の治療に使う注射針は感染源になるリスクが非常に高いので、使い捨てのものを使用しています。コップや、エプロンも使い捨てのものを使用しています。
当然ですがグローブや患者さまのお顔にかけるタオルなどは患者さまごと
交換しているので安心してください。
患者さまに安心して通院していただけるようにスタッフ一同これからも院内感染対策をしっかり行っていきます。

歯周病でお悩みの方に朗報

次のような症状に思い当たる方はいらっしゃいませんか?
■歯磨きのときに、出血する
■歯茎が赤く腫れている
■朝起きたとき、口の中がねばつく
■口臭が気になる
■歯が長くなった気がする
■歯茎がむずがゆい、痛い
■かたいものが噛みにくい
■前歯がでてきた、ものがよくはさまる

これらはすべて、歯周病の症状です。
6つ以上当てはまる方は、歯周病が進行している可能性があります。
毎日しっかり歯磨きしているのに、歯医者さんで定期的に清掃をしているのに、どうしてなかなか良くならないのでしょう。
それには、ある知られざる原因があるのです。

一般的な歯周病の治療といえば、歯石取りと、歯面清掃です。
そもそも歯周病は、歯周病菌による感染症です。
汚れをとって綺麗な状態にしても、歯周病菌を除菌しなければ、またすぐに菌が増えて歯周病の症状は再発してしまいます。
そういうわけで、歯周病は磨いても磨いても、なかなか良くならないのです。
しかも、通常の歯石取りで使う器具は刃物です。歯周病菌に感染して腫れている歯茎は、簡単に傷つき、出血をします。
除菌をしていない状態で出血をさせると、血中に菌が入り、全身に流れていき、菌血症という状態を引き起こす可能性があります。

また、歯周病の進行には、口の中に住むカビ菌も関係しています。
カビは、歯周病の直接的な原因にはなりませんが、歯周病菌の住み家になっていて、歯周病菌を守っています。いわば、シェルターの役目をしています。
カビを取り除かない限りは、歯周病菌を除菌することができません。
カビを除菌するには特別なお薬が必要です。

そこで、歯周内科治療という、新しい歯周病の治療についてご紹介です。
歯周内科治療は、カビ取り用歯磨き剤と細菌を殺す飲み薬(抗生剤)で、歯周病を治すという治療法です。

まずは、お口の中の歯垢をとり、顕微鏡で菌などを調べます。
菌の検査は、非常に大きなポイントです。歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか、顕微鏡で確認をしないと、お薬の選択ができないのです。
菌の種類や量を調べ、それに合わせた内服薬(抗生剤)と、カビを殺す歯磨き剤によるブラッシングで、徹底的に除菌をします。
数日後、再び菌の検査をします。除菌ができていることを確認した後、通常の歯石取りをします。

歯周内科治療後は、歯茎からの出血がなくなったり、歯のぐらつきが止まったり、朝起きた時のねばつきがなくなったり、かんだときの痛みや違和感がなくなったり、といったような、症状の改善が期待できます。

残念ながら保険にはまだ導入されていませんが、効果は90%ありますのでぜひおすすめです。

いきなりの??クイズ??です

いきなりクイズです。何の事についての記述か当ててみてください!
「気づかないうちに日常的に受け取っているもので、食べ物にも含まれる。病院で治療に使うこともあるし、温泉の効能を発揮する成分の一つでもある。しかし、多量に摂取すると様々な健康被害や、致命的な病気を引き起こす原因にもなりうる。」
さて、何でしょう?

一体どのようなものを想像されましたか?例えば「塩」なんかはどうでしょう?大抵の料理には含まれていて、気づかないうちに摂取していますし、病院では「生理食塩水」として点滴や注射、洗浄など様々な医療の用途で使われてます。塩化物泉は温泉ではポピュラーなものですね。多量に摂取すればもちろん体調不良になりますし、習慣的な摂取過多が続けば、高血圧から脳卒中や心筋梗塞の原因にもなりえます。
で、答えは「塩」かと言われますと、実はそれは私が意図した回答ではありません。上記の文章に当てはまるもの、それは「放射線」です。「塩」と「放射線」を比べると、「日常的でありふれたもの」と「あまり馴染み無く、危険な感じを受けるもの」というように感じられますが、放射線は塩と同じくらい私達の生活の中でありふれたもので、身近にあるものです。

放射線はレントゲンを撮影するときぐらいしか受けていないようなイメージがあるかもしれませんが、私達を取り巻く環境の中にはいたるところに放射能を持つものが存在しています。例えば空(宇宙)から、また大地から、空気中の微粒子から、食物から、普通に生活しているだけでも、年間の世界平均で2.4mSv(ミリ シーベルト)程度の放射線を受けています。2.4mSvと言われても、なんとも馴染みのない単位なのでそれが良いのか悪いのか判断がつかない事と思いますが、一年間に受ける放射線量が100mSv 以下であるばらば、人体への影響はほとんどないと言われています。

では、自然に受けるものではない、レントゲンなどの放射線量はどれほどなのでしょうか?たとえば医科で胸部CT撮影を受けたとすると、7.0mSv 程度になります。胸のエックス線撮影で0.1mSv 程度です。年間で2.4mSvだとすると、胸のレントゲン24枚で一年分の自然放射線量か、と思うと少なくはないように思えるかもしれませんが、例えば東京からニューヨークへ飛行機に乗って往復すると、それだけで0.2mSv程度の放射線を受けると言われています。これは飛行機が地上よりも空気の薄い上空を飛ぶためで、宇宙からの放射線の減衰量が少なく、結果として浴びる放射線量が多くなることによります

では、歯科でのレントゲンはどうでしょう?お口全体が写る大きいレントゲンが0.02~0.09、お口の中にフィルムを入れて撮影する小さいレントゲンが0.001~0.02程度になります。飛行機で受ける放射線量よりも少ない値ですね。また、実際に撮影する際には、不必要な部位への照射を防ぐために鉛エプロンを着用しての撮影になります。(そもそも、歯科における放射線被爆は非常に少ないので、エプロンは不要なのではないかという議論もあるくらいです)幅に数倍~数十倍の開きがあるのは、昔のフィルムによる撮影と最新のデジタルレントゲンによる差で、デジタル化によってかなり放射線量は少なくなっています。
当歯科医院では、CTは当然のことながら、すべてのレントゲンがデジタル化されているのでご安心ください。

レントゲン写真は、目視で見えない部分を診断するための非常に有用なツールです。歯茎の中に埋まっている骨や根っこの状態はもちろんのこと、頭が見えている歯であっても、歯と歯の間にできた虫歯などは神経にかかるような大きな虫歯でも目視のみの診断では分からない事があります。「放射線」と聞くと、「危険、有害」といったイメージが浮かぶかもしれませんが、適切に使用をすれば診断、治療、または健康増進の大きな助けともなります。当院では不必要なエックス線撮影は行いませんので、安心して受診してください。

40歳以上の9割は歯周病

☆歯周病とは
細菌の感染によって歯の周りの組織に炎症が起きる疾患です。年齢と共に進行し、40歳以上の成人の9割は、程度の差はありますが歯周病になっていると言われています。
進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて支えることができなくなり最終的にはぐらぐらしてきて歯が抜けてしまう怖い病気です。
大きく別けて
① 炎症がまだ歯肉だけに起こっている⇒歯肉炎
② 炎症が歯槽骨や歯根膜にまで進んでしまっている⇒歯周病 
以前は歯槽膿漏(しそうのーろー)ともよばれています。

☆歯周病の症状
①プラークが歯肉に付着して炎症を起こす
 症状:ネバつき、口臭
②炎症によって歯肉が腫れて歯と歯茎の隙間に汚れがつきやすくなり炎症を起こす
 症状:歯磨きの時の出血、歯茎が赤みをもつ
③歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深くなり、さらに奥に歯周病菌がたまることで炎症がひどくなり、歯を支えている骨が溶けていく
 症状:腫れる、赤みが悪化する、炎症が起き歯茎を押すと膿がでる
④骨がさらに溶けて歯周ポケットが深くなる
 症状:出血が多くなる、歯が揺れる、噛むと痛い、歯茎がよく腫れるようになる
⑤骨が歯を支えられなくなりグラグラして抜かないといけなくなる
 症状:揺れて噛めない、痛くて噛めない、常に歯茎が腫れている

☆歯周病の原因 
・歯垢・歯石・歯並び・かぶせ物の不具合・口呼吸
歯周病はお口の中にいる細菌による感染症です。お口の中には何百という種類の細菌がたくさんいて1mmの立方体の磨き残しのプラーク(歯垢)にたいし約100億個菌がいると言われています。磨き残しなどでプラークを増殖させたりして口腔内の環境を清潔にできていないと歯肉の炎症を引き起こす原因になります。
直接の原因であるプラークのほかにも関係している原因があります。
・喫煙・先天性の遺伝・ホルモンの影響・薬の影響・不規則な生活など
喫煙はタバコに含まれるニコチンが血管を収縮させてしまうので歯肉全体の血行が悪くなります。また、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は組織への酸素がいきわたらなくなり酸欠状態になることで抵抗力が低くなり歯周病を悪化させてしまうと言われます。
☆歯周病は全身疾患にも影響
・動脈硬化・脳梗塞・糖尿病・心筋梗塞・低体重児出産、早産など全身に関わってきます。
歯周病菌は腫れている歯茎から体の血管内に入っていき血液と一緒に全身に回っていきます。なので、お口の中だけでなく全身にも影響してくるのです。
例えば糖尿病は歯周病の合併症のひとつと言われていて、歯周病にかかると糖尿病の症状が悪化し、逆に歯周病の治療をすると糖尿病も改善することがあると言われています。

歯周病を予防することで生活習慣病の予防や健康な体にも繋がります。
昔は歯周病の治療は歯石をとるなどの外科治療が主でしたが、それでは歯周病の原因になる菌が死なないので効果がみられませんでした。今では顕微鏡で歯周病菌を調べ、薬で菌を殺して治療する歯周内科という治療もあります。今痛みがないからと大丈夫と思われる方も一度歯医者で歯周病の検査を受けてみるのをおすすめします。