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院長ブログ

35歳を過ぎたら歯間ブラシ

食事が終わった後に、歯と歯の間に食べ物がつまって、つまようじを使いたいと思ったことはありませんか?
多くの方が30歳~35歳のころになるとそう思うようになります。日本で40歳以上の人は、程度の差はありますが、ほとんど歯周病になっているといわれています。
歯周病対策に特に有効なのが歯ブラシでのブラッシングです。しかし、歯ブラシだけでしっかりと磨けていると思っていても汚れは意外と残っているものです。磨き残しは口臭の原因になっていることも多くあります。歯ブラシだけでは落としきれない歯垢の除去にはデンタルフロスや「歯間ブラシ」が適しています。35歳を過ぎたら歯周病予防のために歯間ブラシがお勧めです。つまようじを使いたいと思ったことの無い30歳以下の方にはデンタルフロスがおすすめです。デンタルフロスは前回のブログでお話しましたので、そちらを参考にされてください。。

一方、歯間ブラシは歯茎が下がってきたり、歯と歯の間に隙間が出来てしまった方や、ブリッジ治療をした方の清掃にも適した小さなブラシです。ブリッジを装着すると、失ってしまった歯の両隣の歯に橋渡しをするような格好になるので、デンタルフロスを上から通すことが出来ません。歯間ブラシを使って歯の横からブラッシングすると歯垢が除去できます。

歯間ブラシの種類は大きく分けて、持ち手からブラシの先まで真っ直ぐのストレート型と、L字型に曲がっているものがあります。ストレート型は前歯の歯垢を取りやすいです。しかし、奥歯に使おうとすると、口の端に歯ブラシの持ち手が引っ掛かり使いにくいことが難点です。そこで、ストレート型の難点を克服したのがL字型の歯間ブラシです。持ち手がブラシに対して横向きに付いているので、奥歯の歯間に入れる際にも口の端に引っ掛かりません。

また、ブラシ部分は針金にナイロンのブラシが付いたものです。
ナイロンのブラシは清掃効果が高いですが慣れるのに少し時間がかかります。使い方はまず、歯茎に沿わせて斜めに当てます。そのまま歯間ブラシを隙間に対して水平にゆっくり入れます。前後に2~3回動かして使います。裏側からも同様に行うと効果的です。

サイズも4S、3S、SS、S、M、L、LLの7段階あるので、使用する際にはご自分の歯の隙間にあった大きさの歯間ブラシを選ぶことが大切になってきます。
ブラシの部分が小さすぎると歯垢を除去できません、大きすぎると歯茎を傷つけてしまいます。理想としては、歯間ブラシを歯と歯の間の隙間に入れた時、軽く歯茎を押す感触があるくらいのサイズです。

初めて使用する際は、「小さいサイズ」から試すのがよいでしょう。とはいえご自分で判断するのが難しいという方は歯科医院に相談することをお勧めします。

あなたも歯石の付きやすい体質かも

歯石は歯周病の原因となりますが、そもそも歯石と歯垢はどう違うのでしょう?

歯垢とは
歯の表面に付着している白、または黄色の細菌と代謝物のかたまりのことです。
この中にはお口の中で繁殖したたくさんの種類の細菌が住み着いていて、1mgのプラークに対し1億個以上の細菌が存在すると言われています。

簡単に言えば、歯ブラシで落とせる軟らかい汚れです。
歯石とは
歯垢が唾液の中に含まれる成分中のカルシウムやリン酸と混ざって、歯と歯の間や歯と歯茎の間で、石灰化した硬いかたまりを歯石いいます。先ほど述べた歯垢(=プラーク)が成熟して歯石になります。細菌は歯に付着しても、多くの場合は唾液によって流されていきます。しかし、唾液の流れの悪い場所に付着するとそこで増殖を始めて徐々に歯垢(プラーク)を形成していきます。これらの菌には、むし歯の原因である細菌(ミュータンス菌)や歯周病の原因になる菌が生息していて、歯に付着しやすく、強固なプラークを形成するため早めに取り除かなければいけません。
しかし、歯石は歯垢とは対照的に歯ブラシでは落とせないのです。

唾液の分泌が多いほど、歯垢が再石灰化しやすく歯石になりやすいのです。
したがって冒頭に述べた、歯石の付きやすい体質とは
、『唾液の分泌量が多くて、唾液中のカルシウムやリン酸の濃度が高い人』ということになります。

歯石は、歯周病の大きな原因です。歯石の表面はザラザラしているため、その上にさらに歯垢(=プラーク)が付着しやすくなり、歯石が多くできてしまいます。
歯垢はいきなり固まりができるのではなく、再石灰化して徐々にこびりついていくことで歯石が増えていくということです。
歯石は歯ブラシで落とすことはできないので、歯石になる前のプラークの段階で、正しいブラッシング方法でデンタルフロス・歯間ブラシなどを使って毎日しっかり取り除いていくことが大切です。

歯垢(プラーク)は、歯の表面、歯と歯茎の境目、歯と歯の間、噛む面にしっかりと付着しているのでうがいをしただけでは簡単に取れません。歯磨き粉で細菌をやっつけているように思われている方も多いようですが、歯磨き粉やデンタルリンスはあくまでも補助であって、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシをうまく使って1本1本丁寧に磨かないときれいに落とすことができないのです。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは十分に汚れがおちませんが、歯ブラシの後にデンタルフロスを使うことでプラークの除去率が約1.5倍になるといわれます。

日々のケアでプラークの発生を防ぐことはもちろん重要ですが、ケアをしていても個人差があり歯石がつきやすい方もいるので、定期的な歯科医院での歯石とりや虫歯のチェックをしてもらうことで歯周病の予防にも繋がり、虫歯の早期発見もできるので数ヶ月に1度は定期検診をおすすめします。

本当は磨けていない歯磨き

歯を磨くときに歯ブラシ以外に使っているものはありますか?
実は歯ブラシだけではどんなに頑張っても落としにくい汚れがあるのです。それが歯間の汚れです。ある調査で、歯ブラシだけでは60%の汚れしか落とせないと認識されています。
歯と歯の間には歯ブラシの毛先が届きにくいため、残ってしまった歯垢がむし歯や歯周病の原因になります。そこでお勧めするのが、デンタルフロスを使うことです。

デンタルフロスは、歯と歯の重なりの汚れを落とすのに適しているので、ハブラシとデンタルフロスを併用することで、歯と歯の間の歯垢を落とす効果は大幅にアップします。ハブラシとデンタルフロスを併用して使うことで歯と歯の間の歯垢除去率が1.5倍にアップしたという報告があります。
歯ブラシだけでは落とせなかった歯垢をよりキレイに落とせるということは、むし歯や歯周病の予防につながります。ほかにもデンタルフロスを使うことで良いことがあります。

口臭は自分では気付きにくいですが、もし使用したデンタルフロスのニオイを嗅いで「臭い」と感じたら、口臭がしているかもしれません。毎日のフロッシングで歯垢をしっかり取り除くことで、口臭を予防したり、改善したりできます。
デンタルフロスを使っていて、「いつも同じ場所で引っかかる」「フロスが切れてしまう」などが気になる時は、むし歯ができている、もしくは詰めものや、かぶせものに不具合がある可能性があります。また、デンタルフロスを使うと「歯茎から血が出る」場合は、歯周病の疑いがあります。いずれの場合も、まずは歯科医院で診てもらうようにしましょう。


デンタルフロスには、大きく分けて「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」の2種類があります。「ホルダータイプ」はホルダーにフロスが取り付けてあり、手間がかからずにすぐ使えるので、デンタルフロスを初めて使う方におすすめです。初めての方の場合はどれくらいの力で歯間に入れればいいのか、奥歯にどうやって入れたらいいかわからなかったりしますが、ホルダーがついてれば奥にも入れやすく掃除もしやすいので初めてでもしっかり使えます。F字型は、前歯しか磨けないので、できればY字型がおすすめです。
ロールタイプはホルダーのない糸だけのタイプで、デンタルフロスに慣れている方向けです。 こちらは必要な長さを切り取って、指に巻きつけます。口の中に指を入れることになるので、初めての方はなかなかできない場合がありますが、市販品だとホルダータイプより量があるので経済的です。使い方は歯と歯の間にフロス置いて、ゆっくり横に動かしながら歯間に入れます。そして上下に動かして左右の歯の側面を糸がなぞるように掃除します。こうやって歯の側面の歯垢を取り除くのです。それからゆっくり横に動かしながら取り出します。

使い方を間違うと歯茎を傷つけてしまう恐れがあるので、初めて使う方は、当医院に相談してくださいね。フロスをすることで虫歯や歯周病は防ぐことができるので、是非使ってみてください。

歯も骨の様に再生できるかも?

歯と骨はどちらも多くのカルシウムからできています。共に硬いので似てはいますが、実は歯と骨は全く別物なのです。歯は欠けてしまえば二度と再生しませんが、骨は折れても自然に治りますよね。このように性質に明らかな違いがありますし、そもそも発生の過程からそれぞれ別の道を歩んできているのです。

骨は、身体を構成する組織の一つです。リン酸カルシウムなどの無機質とコラーゲンなどの有機物で構成されています。歯のエナメル質と比べると、有機物を多く含んでいますので硬さでは劣ります。

骨には、身体を支えたり動かしたりする運動機能や、脳や内蔵などの弱い器官を保護する機能、血液中のカルシウムを貯蔵したり、血液の元となる細胞を作ったりする機能など、様々な役割があります。

骨は常に新陳代謝をしているため、骨折をしたときには自然に治癒します。他の体内の組織と同じように少しずつ生まれ変わっており、約3年のサイクルで全身の骨が新しくなっています。なお、骨には神経は存在せず、骨折の痛みは表面の骨膜が破壊されることによって生じます。

一方歯は、食べ物を咀嚼するための器官です。消化器官の入口であり、食べ物を消化しやすくする機能があります。人間の場合には発音や見た目にも関わってくる器官です。

外側は、リン酸カルシウムの一種であるハイドロキシアパタイトを主成分とするエナメル質、象牙質、セメント質の3つの硬組織で囲まれており、内部には、歯髄という神経や血管が通っている軟組織が存在し、脳に痛みを伝えたり、歯に栄養や酸素を供給したりしています。歯の表面は絶えず脱灰と再石灰化が繰り返されていますが、代謝していないので、虫歯などで欠損しても修復することができません。

カルシウムを摂取すると骨が強くなるといいますが、歯の強さそのものにはあまり関係しません。ただし歯が作られる幼少期については、カルシウムの摂取が歯質の強化に繋がります。大人になってからの歯質の強化には、フッ素塗布や唾液の質の改善が有効です。フッ素や唾液は、エナメル質の再石灰化を促し、歯質を強化する働きがあります。唾液の質の改善には、よく噛んで食べる、禁煙する、口呼吸の改善、規則正しい生活を心がけるなどの方法があります。

また、動物によっては咀嚼機能だけではなく、獲物を引っ掛けたり、敵を攻撃したり、穴を掘ったりなど、生態に合わせた形に進化しています。リスやネズミのように一生歯が伸び続ける動物や、何度も歯が生え変わるサメのような動物もいます。

もしも、歯がなくなったら今は流行のインプランがあります。しかし、動物のように再生してくれたら思いませんか?

実は30年後はインプランとはなくなってしまうと予測されています。なぜなら、山中教授の開発したIPS細胞から歯胚を作り、近い将来に歯が再生できるだろうと考えられています。

上の写真は普通に永久歯の下で歯胚ができている所の写真です。

再生した歯胚を骨に埋めると歯が生えてくるのです。夢のような話ですが、早く実現できるといいですね。

九州デンタルショーの感想

今日は二年ぶりのデンタルショーでした。デンタルショーとは歯科用の機械・道具・材料のメーカーが一同に集合してブースを出し、開業医や医療関係者に説明をしたり、相談を受けたりする展示会です。

デンタルショーにはほぼ毎年来ていますが、時代を反映したものが、展示されています。今年感じたのは、人手不足の時代を反映して、手間を省いて機械するものが充実してきたと思いました。

興味を引いたものがいくつかありました。

まずは、自動つり銭機というか自動会計機です。レセプト用のコンピューターと連動していて金銭の授受を機械がするものです。政府の「働き方改革」が進められる今、残業を減らす事は人材の確保のためにも、大切だと思っていますので、時代を先取りした機械といえるでしょう。

高額な物は1000万円で、小倉記念病院で見かけたものと同じでした。安い物でも150万円ほどでした。これは、スーパーのレジで見かけるものと同じものでした。レセプト用のコンピューターと連動するとそれなりに200万円とかになるようで、気軽に買えるものではなく、それなりに決断が必要ですね。ただ、1月26日のブログにも書きましたが、優秀な人材を採用するためには、当医院も残業時間を短縮したいのでいずれは、導入することになるだろうと思いましたので、真剣に見てきました。

歯科は一般企業に比べると、やや遅くまで診療している傾向があります。良い人材を確保するためには、残業が少なく、休みが多く、給与も少なくはないという条件が求められているようです。ゆとり教育の世代が卒業してくる時代背景の中、やはり頑張って高い給与を目指そうとする人は、少ないようです。

次に、技工士の手間を省くCAD/CAM装置の種類がいくつか新発売されていました。CAD/CAMは、陶器のブロックを削ってセラミックの被せ物を作る機械です。千数百万円以上する機械で、以前はシロックスというメーカーのセレックという1機種だけでしたが、今年は国産も出ていました。今年の保険改正の中に、ハイブリッドセラミックのブリッジも部位限定で可能となりました。また、金属アレルギーがあれば、保険でも奥歯に白いハイブリッドセラミックの被せ物ができるようになっています。いずれも、CAD/CAM装置が必要で、技工士さんの手間を省けるので、今後も普及が予想されます。

当医院では、3年前に導入済でしたので今回はあまり真剣には見ていませんが、以前よりも安くなっているようです。

あと、インプラントのブースが、出ていなかったり、小さくなっていたりしました。インプラントも何となくですが、成長期は終わり、市場が成熟した感じがしました。

インプラント矯正の新しい潮流

今日はインプラント矯正のセミナーに参加しました。

矯正の分野にインプラントが導入され始めたのは10年くらい前でした。歯を動かすのには、針金やゴムで力をかけますが、その反作用で固定源にしている大臼歯も多少動きます。この動きを止める物として小さなビス状のインプラントを使う方法が普及してきたのです。私も時代の流れに乗って、7年前から矯正用のインプラントを使い始めました。実際にやってみると、成功する事もありますが多くの欠点を抱えていました。小さいので外れやすく2~3割は脱落してしまいます。また、根と根の間を狙ってインプラントを入れますが、ピンポイントなのでなかなか難しいのです。もう一つ最大の欠点は、インプラントの位置により動きが複雑になります。

これらの欠点から、次第に使わなくなりました。しかし、いつかシステムとして安定的で安全な方法が出てくるだろうと予測していました。今日のセミナーは、アイ ステーションという商品名で、最大手のロッキーマウンテンモリタという会社から発売されました。九州初講演会ということで、40名くらいの先生方がいらしていました。

治療方法としては下図のような物を上顎に固定します。

これで歯を前後左右上下に自在に動かせ、しかも安全で迅速に動かす事が可能です。

これを使用する事による患者様にとってのメリットを4つほど、ご紹介します。

1.今までできなかった難症例でも、できるようになります。

骨格を変える事は出来ませんが、いままで難しいとされていた歯の沈下(圧化)とか大臼歯の後方移動が可能になります。

2.  抜歯しないとできなかった矯正が、抜歯なしでできる可能性がかなり広がりました。

重症の場合は抜歯しますので、全部ではないのですが、抜歯の可能性は半分以下になりました。抜歯してスペースを作っていた方法から、大臼歯を後方に移動してスペースを作る方法に変える事が可能になったからです。

3. 治療期間がかなり短縮します。

通常は簡単な矯正の場合で2年半くらい、重症の場合は3年半くらいかかります。それが、半年~1年短縮されます。極端な場合1年半で矯正が終了となります。

4. 治療の精度が格段に良くなります。

顔の中心がずれている非対称な症例、上の歯と下の歯の中心がずれていたりする非対称な症例、また左右の高さが違う傾いた症例などでは、インプラントを使用しないと限界がありましたが、完全に治るようになりました。

矯正は歯科治療ですから、治療に流行はないのですが、古い矯正治療は進化の潮流に飲み込まれて、次のステージへと変化し、舞台の主役も変化していくのを感じます。

いわゆる表側のワイヤー矯正 ⇒ 入れ歯型の床矯正 ⇒ 裏側のワイヤー矯正 ⇒ 透明マウスピース矯正 ⇒ システム化されたインプラント矯正 (当医院ではこれら全ての方法を取り扱っております) このように変化しています。

こんな感じで、今日は新しい潮流を肌で感じ取ったセミナーでした。

新インプラントシステム導入

インプラントのメーカーは世界的には100社以上もあります。さらに各社とも数種類のインプラントを出しています。過当競争になってきた感じがする中で、最近になって、段々と世界的にシェアを広げていてるメーカーがあります。当医院では、今まで国産の京都セラミック(京セラ)やアメリカ製のバイコンというメーカーを取り扱ってきました。どちらも、やや価格が高くそれが治療費に跳ね返ってきます。特に本数が多くなると、どうしても百万円単位になってしまいます。
たぶんどの先生も同じ気持ちだと思うのですが、もう少し原価が下げられれば、インプラントの治療費も下げる事ができます。その事で、より多くの患者様にインプラントをして、咬めるようになり、残った自分の歯の負担を減らして、自分の歯を守る事ができます。
そんな時代背景から、韓国の『オステム (Osstem)』というインプラントメーカーが日本でシェアを伸ばしてきているのです。電気製品や自動車についても、最近はSUMSUNG電器・LG電器・ヒュンダイ自動車など海外国内を問わず韓国製を良く見かけます。韓国製の品質は国内産と変わらないだけでなく価格もかなり抑えられているからでしょう。その波がインプラント業界にも来ていて、オステムの製品は、今使用している製品より2~4割は価格が安くなっています。ただ安いだけのメーカーはたくさんありますが、患者様のことを考えると品質がよいことが第一前提です。東京のインプラント仲間の先生から勧められて、このゴールデンウィークにオステムのワールドミーティングに参加しました。場所はロシアのモスクワです。下の写真は前夜祭の様子です。

他の先生方にいい点や欠点がないか等の評判を聞き導入するかどうか慎重に検討しようと思っています。もちろん明日以降に発表される学術的内容も参考にして、最終的にどうするか決めようと思っています。
会場には、世界中から1500名ほどの歯科のドクターが来られていました。どのような国からかというと、下の写真を見ていただくと分かるようにヨーロッパとアジアが多いです。

 

日本は紫色のテーブルで、約85人の参加でした。本社はプサンにあるので、アジア 特に中国・インド・韓国が多いように感じました。明日から色々な先生方の発表が行われますので、じっくり聞いていきたいと思います。このワールドミーティングは毎年行われているようで、来年は東京・去年は中国のシンセン・その前はイタリアのローマだそうで、アジアとヨーロッパで交互になっているようです。今年は、ロシアで行われるということで、前夜祭にバレエ・サーカス・コサックダンスなどが行われました。

電動歯ブラシについて


電動歯ブラシの歴史は1960年ごろ、ヨーロッパで開発されました。当初は細かい歯磨きができない障害者やお年寄り、病人むけに開発され、その後アメリカでも徐々に普及していき、日本では1990年ごろから普及し、「楽で、歯磨きの時間を短縮できる」ということで、現在では多くの方が手軽に使用するようになりました。

電動歯ブラシと言われるものは、実は
1.電動歯ブラシ(2000~7000回 / 分)
2.音波ブラシ(3万~5万回 / 分)
3.超音波ブラシ(100万~150万回 / 分)
の3種類に分けられます。
どれも目的は、歯垢を落とすことです。
これらをひとまとめにして「電動歯ブラシ」と言われていますが、種類によって、磨き心地が全く異なります。

1の電動歯ブラシは、名前の通り「電動」で動くものです。歯ブラシのヘッドが動くことで、歯垢を落としていきます。それ以上の効果はなく、ただ単に歯ブラシを手で動かさなくてよい、というものです。価格は安いものだと、数百円から購入可能です。

2の音波ブラシは、電動ブラシの作用に加えて、音波の振動による高速の水流によって、毛先の触れていない範囲の歯垢も除去できます。価格は1万円~2万円ぐらいです。

3の超音波ブラシは、音波ブラシよりもさらに強力に歯垢を除去します。価格は1万5千円~2万円ぐらいです。

そのため、音波ブラシや、超音波ブラシは、磨いた後も、歯医者さんでクリーニングした後のような歯のツルツル感を味わうことができます。正しく使用すれば、従来の歯磨きではとれなかった歯垢も、しっかりと除去することができます。毎分3万回以上の回転数により、歯垢除去力は、手磨きの約10倍になるものもあると言われています。

とても優秀な電動歯ブラシですが、いくら高性能なものであっても、やはり歯と歯の間に入り込むことは難しく、歯間の磨き残しは出てくるので、電動歯ブラシで磨いたあとも、デンタルフロスなどを併用したほうがよいと思います。

また、正しく使用しないと、手磨きよりも磨き残しが多くなったり、歯や歯茎を傷つけてしまったり、慣れない間は振動が気持ち悪かったりなどのデメリットがあります。価格も普通の歯ブラシに比べると高いという点もあります。

手磨きより、電動歯ブラシを使った方がよいか聞かれる方が多いですが、ご自分が何を求めるかによります。歯磨きする時間がない、という方にはお勧めです。どちらにしても正しいブラッシングが大切です。正しいブラッシングを覚えて、効果的に電動歯ブラシを使用したいですね。

やっとインプラントの本が完成しました

インプラントの患者様向けの小冊子の本が完成しました。
書こうと決めたのは、おととしの年末でした。構想というか展開を考えるだけで半年がかかりました。はじめてパソコンに向かって書き始めたのは、去年6月のボストンでのインプラント研修に行く飛行機の中でした。成田からJAL直行便で行き12時間とボストンからの帰り13時間の間、ずっと書いていました。とりあえず書きたい事を書いたのが出来上がったのが8月のお盆ごろで、そこから色々な方に読んで頂き、改訂に2ヶ月かかり、校正に2ヶ月かかりました。年末には出来上がる予定でしたが、次にタイトルの決定や表紙のデザインにまた2ヶ月かかりました。
結局、構想半年、執筆半年かかってやっとの完成です。 カラーで112ページになりました。
タイトルは『インプラント完全ガイドブック』

冒頭の「はじめに」の中から、少し本の内容を紹介します。
人が生まれつき持っている歯にもし値段をつけるとしたら、あなたならば一体いくらのお値段をおつけになりますか?人間の歯1本だけのお値段です。
少し考えてみてください。
いろいろな調査があって金額は様々です。2005年岐阜医療短期大学の中村浩二助教授の「歯の資産価値に関する意識調査」によると患者様が考える1本の歯の値段は平均35万円(お口全体で973万円) です。
一方、歯科医が考える1本の歯の値段は平均104万円(お口全体で2913万円) でした。

~~(中略)~~

だからこそ、患者様にも自分の歯を大切にしてほしいと願っています。
もし私が患者様の歯を治療中、その判断に迷った時には、患者様を自分に置き換えて、ベストな治療方法を提案しています。当医院の勤務医にも、「治療方法に迷った時は、その歯を自分の歯に置き換えて考えるように」と指導しています。
不幸にも歯を失った方にとって、私がベストの治療方法だと確信しているのがインプラントです。
しかしインプラントについては、患者様への情報提供が不十分なために、その安全性に不安や疑問を抱えている方が多いのも事実です。
安全で安心なインプラントを選んでもらうためには、インターネットや広告やテレビまた市販されている本などの情報だけでは、不十分だと以前から感じていました。
そんな方に正しい知識を身につけて、ご自身にとってベストの選択ができるようにという想いから、この本を書き始めました。
さらに、歯科治療の影の部分やインプラントの影の部分も知って頂きたいとも思って書きました。歯科医師の使命として、真実を正確に書いたつもりです。
この本を最後まで読んでいただければ、次のようなことがわかってきます。
◆ブリッジがお口にもたらす障害
◆入れ歯がもたらす全身の病気
◆失った歯の治療の選択枝
◆インプラント治療の判断基準
◆インプラントの利点欠点注意点
◆良い歯科医院の判断基準
もし、ブリッジと迷われているなら残っている自分の歯を守る為にインプラントをお勧めします。
また、既に歯を失い、入れ歯で次のような不自由を感じている方はおられませんか?
◆食べたい物が食べれず、食事が楽しくなくなった。
◆センベイ、タクワン、スルメ等が食べれなくなった
◆人の前で大きく口を開けて笑うと入れ歯の金具が見えるので笑えなくなった。
◆入れ歯がはずれそうで人と話すのがいやになった。
◆旅行には行きたいけど、食事の時間が苦痛になった。
◆家族みんなと一緒の食事でも、一人だけメニューが違うので楽しくなくなった。
◆孫から入れ歯が臭うと言われた。          など
こんな方には、ぜひインプラントで歯が有った頃の楽しみ・かめる喜びを、もう一度取り戻していただきたいと思います。
平均寿命が伸びたのに歯の寿命がこのままでは、楽しい老後が送れません。
この本が、失った歯に対する正しい治療選択に役立ち、歯の寿命を延ばすことで、少しでも楽しく長生きできる事にお役に立てれば幸いです。IPOIインプラント学会  専門医  池田 一彦

販売は院内だけですが、アマゾンにも掲載したいと考えて今後決まりましたらまた、このブログで告知いたします。

診療時間の短縮

先日は久しぶりに歯科医院の経営セミナーに参加いたしました。
もう、3年くらいは経営系のセミナーに参加していませんでした。インプラント系が多く、たまに矯正歯科のセミナーも参加しますが主に技術を高める系統で、経営のセミナーは以前も時々参加していましたが、似たような内容なのでしばらくお休みしていました。
講義の内容はすべてシークレットセミナーということで、写真ビデオの撮影等は禁止でした。なので、セミナー風景はなく、セミナーで使用したテキストの写真しかありません。

しかし、3年も来ていないと時代の変化を感じました。以前は保険点数が制限されてきて売り上げが落ち込む中、経営を安定させるためには、どうしても自費への移行を迫れていました。私の感覚では、3年前なら日本の歯科医院の多く(80%くらい)は、自費の割合が3~10パーセントくらいでした。自費とはセラミックのかぶせ物・矯正・インプラント・ホワイトニング・クリーニングなどの保険外治療ことを言います。
現在の自費率は、たぶん平均でも10%を超えるくらいまでになっていて、勝ち組と負け組みの差がはっきりしてきている感じを受けました。自費率が60パーセントを超える医院が存在している事も驚きでした。
このように、課題が今までは、セラミック・インプラント・矯正で自費率を上げて売り上げを伸ばす事が主流でしたが、これからの課題はまた、別の内容に変わっていました。

それは、好景気によって企業の採用意欲が高まって来たせいで人材の採用が困難になってきた事です。
宅配業者がドライバー不足で、宅配料金を値上げしましたよね。歯科医院も自費率を高める事よりも、良い人材を確保する事が最大の経営課題に変化しています。
 当医院でも、同じです。自費率を高くするには、中程度以上の所得のある方の患者層を厚くする事が必要です。しかし、そのためにはサービスレベルの向上も必要で、そのためには良い人材は不可欠です。当医院では、歯科助手も大切な役割をになっています。なのでできれば4大卒、少なくとも短大卒以上のレベルのある方を採用をしています。ということは、採用の場は歯科業界・医療業界の中だけの採用競争ではなく、一般企業との採用競争の中にあるのです。
現在の新卒はゆとり世代と言われます。がんばらないで、ゆったりとした人生を歩もうとする人生観を持っている人が多い世代です。
簡単に言えば、給与が多い事が一番というよりも、帰る時間が早い方がいいという世代なのです。
以前は、高い給与を出すと良い人材は容易に確保できていました。歯科医院は、会社帰りの患者様も多く、夜遅くまでしている医院も多くあります。しかし、この夜が遅いと言う事が結構、良い人材を採用する事を困難にしているという事は特に最近感じる事があります。
というわけで、これから、常勤のスタッフが夕方に早く帰れるような仕組みづくりをしていこうと思います。
具体的内容は、シークレットセミナーの内容に関わる事なので、ここでは説明できませんが、夕方の診療時間は早めに切り上げざるを得ない事をこの場を借りて申し添えます。