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院長ブログ

いきなりの??クイズ??です

いきなりクイズです。何の事についての記述か当ててみてください!
「気づかないうちに日常的に受け取っているもので、食べ物にも含まれる。病院で治療に使うこともあるし、温泉の効能を発揮する成分の一つでもある。しかし、多量に摂取すると様々な健康被害や、致命的な病気を引き起こす原因にもなりうる。」
さて、何でしょう?

一体どのようなものを想像されましたか?例えば「塩」なんかはどうでしょう?大抵の料理には含まれていて、気づかないうちに摂取していますし、病院では「生理食塩水」として点滴や注射、洗浄など様々な医療の用途で使われてます。塩化物泉は温泉ではポピュラーなものですね。多量に摂取すればもちろん体調不良になりますし、習慣的な摂取過多が続けば、高血圧から脳卒中や心筋梗塞の原因にもなりえます。
で、答えは「塩」かと言われますと、実はそれは私が意図した回答ではありません。上記の文章に当てはまるもの、それは「放射線」です。「塩」と「放射線」を比べると、「日常的でありふれたもの」と「あまり馴染み無く、危険な感じを受けるもの」というように感じられますが、放射線は塩と同じくらい私達の生活の中でありふれたもので、身近にあるものです。

放射線はレントゲンを撮影するときぐらいしか受けていないようなイメージがあるかもしれませんが、私達を取り巻く環境の中にはいたるところに放射能を持つものが存在しています。例えば空(宇宙)から、また大地から、空気中の微粒子から、食物から、普通に生活しているだけでも、年間の世界平均で2.4mSv(ミリ シーベルト)程度の放射線を受けています。2.4mSvと言われても、なんとも馴染みのない単位なのでそれが良いのか悪いのか判断がつかない事と思いますが、一年間に受ける放射線量が100mSv 以下であるばらば、人体への影響はほとんどないと言われています。

では、自然に受けるものではない、レントゲンなどの放射線量はどれほどなのでしょうか?たとえば医科で胸部CT撮影を受けたとすると、7.0mSv 程度になります。胸のエックス線撮影で0.1mSv 程度です。年間で2.4mSvだとすると、胸のレントゲン24枚で一年分の自然放射線量か、と思うと少なくはないように思えるかもしれませんが、例えば東京からニューヨークへ飛行機に乗って往復すると、それだけで0.2mSv程度の放射線を受けると言われています。これは飛行機が地上よりも空気の薄い上空を飛ぶためで、宇宙からの放射線の減衰量が少なく、結果として浴びる放射線量が多くなることによります

では、歯科でのレントゲンはどうでしょう?お口全体が写る大きいレントゲンが0.02~0.09、お口の中にフィルムを入れて撮影する小さいレントゲンが0.001~0.02程度になります。飛行機で受ける放射線量よりも少ない値ですね。また、実際に撮影する際には、不必要な部位への照射を防ぐために鉛エプロンを着用しての撮影になります。(そもそも、歯科における放射線被爆は非常に少ないので、エプロンは不要なのではないかという議論もあるくらいです)幅に数倍~数十倍の開きがあるのは、昔のフィルムによる撮影と最新のデジタルレントゲンによる差で、デジタル化によってかなり放射線量は少なくなっています。
当歯科医院では、CTは当然のことながら、すべてのレントゲンがデジタル化されているのでご安心ください。

レントゲン写真は、目視で見えない部分を診断するための非常に有用なツールです。歯茎の中に埋まっている骨や根っこの状態はもちろんのこと、頭が見えている歯であっても、歯と歯の間にできた虫歯などは神経にかかるような大きな虫歯でも目視のみの診断では分からない事があります。「放射線」と聞くと、「危険、有害」といったイメージが浮かぶかもしれませんが、適切に使用をすれば診断、治療、または健康増進の大きな助けともなります。当院では不必要なエックス線撮影は行いませんので、安心して受診してください。