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院長ブログ

九月から歯周内科が新しくなります。

歯周内科とは、歯周病を内服薬を飲むことで内科的に治療する方法です。初めて聞かれましたか?
『でも、それほんと?他で聞いた事ないし、何か怪しい』と思われたらこの先を読んでください。
まずは、大学の現状からお話しましょう。 
今年も、新しい歯科医師が当医院に入ってまいりました。そこで、歯周病について大学で習った事を聞いてみました。
歯周病の治療は、歯の汚れや歯石を取り除き、歯磨きの練習をしてもらう。多くの場合は良くなりますが、それでダメなら歯周外科という手術をして徹底した歯石取りをして終了し定期的クリーニングしていく。これが教科書に載っていて、世界中で行われている世界標準の治療法ですし、私もそのように習いました。
簡単に言うと歯の汚れの量を減らして治す方法です。
 さて、熊本県天草に九州歯科大学を卒業した生田(いくた)図南(となみ)先生という私より三年先輩の先生がいらっしゃいます。ふつうの開業医をしていました。歯周病の治療は、教科書通りに治療してもなかなか治らず、平成の初め頃から悩んでいました。ある程度は治るのですが、再発する。特に歯周外科をして定期的クリーニングに来なくなった人が次に来た時には、最初の状態よりもっと増悪して帰ってくるのです。私も同じ経験を何度もしました。そんな時、私たち歯科医にできる事は歯磨き指導しかありません。生田先生は、とうとう歯周病の治療を全て辞めてしまいます。私も本当に治らないと感じていました。しかし、患者様は来続けます。
平成7年頃, 内科医をしている生田先生のお兄さんから、ある日、「歯周病は感染症だろう?だったら、感受性の高い抗菌薬を使って、駆除すれば治るんじゃないの?」と言われます。
言われてみればそうなんです。歯科医の頭は、習った事の先入観でガチガチになっていたのです。
 また幼馴染の同級生で、歯周病のひどい友人からも「もうすぐ21世紀になるんだよ。『歯を磨け。磨け。』とばかり言ってないでさ、薬をパクッと飲んだら歯周病が治るような物は無いの?」と言われます。 この頃から、薬を探し試行錯誤を繰り返し3年後カンジダという真菌と歯周病の関係についての論文から、抗真菌薬を試してみると非常に効果がでる事がわかってきました。しかし、中には効果の無い人もいました。
 ついに歯周病菌に効く抗菌薬が見つかります。通常の抗菌薬ですが抗真菌薬と同時に併用する組合せで使うと多くの人の歯周病が本当に劇的に治るのです。
歯周病は真菌と歯周病菌の複合した感染症で、各々に効く薬を同時に使えば、菌は死んで歯周病は完治するのです。
 日本歯周病学会の対応については、 多数の大学があり多くの大学教授が歯周病の研究を日々しています。そんな権威ある人達からなる学会は、田舎の一開業医の考案した方法がどんなに素晴らしくても認めるはずがありません。
また、厚生労働省の対応も同じで、 学会が認めない治療法は当然保険医療の対象外となります。この状態は、今も変わりませんが、実は海外では認められつつあり、あと20年して世界標準になったら保険適用になるかもしれません。
新歯周内科では、DNA検査が取り入れられています。医科では常識のDNA検査で歯周病菌の菌種別に菌の量まで測定できます。菌種によっては、さらに良く効く抗菌薬を組み合せる事ができて成功確率を90%以上に引き上げる事ができました。この方法を九月から開始いたします。
 インプラントの方・糖尿の方には必須 です。 現在歯周病は全身との関連が指摘されていて特に糖尿病・アルツハイマー・肺炎・食道がん・高血圧等の増悪因子となっています。当医院でもインプラントをされた方は現在5年保証をしていますが、年に1回DNA検査を受けて頂くと10年保証にしています。
最後までお読み頂きありがとうございます。DNA検査のできる医院はまだ大変少ないのが現状です。ぜひこの治療を受けて頂き歯を大切にして頂ければ幸いです。