インプラント学会1
ゴールデンウィークは長く休めました。今週はインプラント学会に参加しています。
新しいインプラントのキットを購入しまして、その使い方の勉強をかねて参加しました。
今日は前夜祭ということで、夕方から始まりました。本来今日は午後診療のある日ですが学会のため、来週の午後と振り替えさせていただく予定です。患者様にはご迷惑をおかけしてもうしわけありません。
韓国のインプラントメーカー主催の学会ですが、毎年ワールドミーティングを開催しています。
ヨーロッパとアジアで交互にインプラントのワールドミーティングをしていて、去年はおなじ大会がロシアでありました。
40数カ国から2000人くらいのインプラントユーザーが集まっていました。今年はアジアという事で東京・赤坂のホテルニューオオタニでありました。ロシアで行われた大会に比べるとヨーロッパからの参加者がやはり少ない気がします。もともとアメリカよりもヨーロッパにインプラントユーザーが多いようです。アジアでは、何といっても中国が一番です。
オステムのインプラントを全体的なシステムとして評価すると簡単Simpleで、安全Safeで確実Predictableな印象をうけました。後発のメーカーなので、いいとこ取りをしている感じです。インプラント体の交換も自由にしてくれるということでヘビーユーザーではない一般の歯科医院にとっても負担の少ないシステムだと思います。しかも韓国製ですので、国産よりはやや安いのも事実です。電気製品(SAMSUNGやLGなど)や自動車も最近のものは日本製を越えてきていますが、インプラントも同じということです。
しかし、韓国製に抵抗がある人たちのために、全くおなじインプラントがアメリカUSA製でも発売されました。少し高くはなりますが、形状や術式はまったく同じです。
アジアの人は顎が小さく、ヨーロッパの人の方が顎が大きいので、幅広い範囲の商品をラインナップしています。当院で使用しているバイコンのというアメリカのメーカーのショートインプラントとほぼ同じ形状の物もラインナップしています。
トータルで、色々な要望に細かく対応しているという印象です。
前夜祭の様子ですが、ほぼ全員ポータイというか蝶ネクタイをして、奥様といっしょにパーティーに参加され、楽しんでおられました。日本開催なのでハフォーマンスも日本の伝統的芸を取り入れつつも斬新にアレンジされていて、日本にいてもなかなか見られないようなプロ中のプロのハフォーマンスがたくさんありました。連獅子・日本舞踊・けん玉等々です。
今回はやや会場が狭く、1000人規模となったため、海外からのユーザーを優先して受け入れるために日本のインプラントユーザーの参加は制限されていて、100人に満たないくらいでした。しかし以外に知っている先生も何人かいまして、インプラントの感想を聞くと、みんな良い評価です。私も楽しみです。
ちなみに来年はヨーロッパですが、トルコのイスタンブールだそうです。日程は決まっていませんができれば参加してみようかと思いました。