キシリトールの効果的虫歯予防法
つい最近まで、虫歯予防の主役はフッ素でした。しかし、フッ素が脳の記憶の中心である海馬の発達に影響が出る可能性がででから、虫歯リスクの大きい人以外フッ素を無理にしなくてもよいような気がしています。
虫歯のリスクの大きい人とは、3歳児検診で虫歯有った子供などです。
それ以外は、虫歯予防の中心はキシリトールにすべきだろうと思います。
キシリトールは白樺から取れる天然甘味料で、砂糖のように甘いのに虫歯菌を減らす作用が有ります。甘さは砂糖よりやや甘みが少ないですがカロリーは砂糖の3/4くらいしかありません。天然甘味料ですから、急に生産量を増やす事はできず、かつ需要が多くて大変に高価な甘味料です。
ただし、虫歯菌を減らすために、全ての砂糖をキシリトールに変えないといけないわけではありません。食事の後に、キシリトールガムを2粒食べれば効果があるという事がわかっています。つまり、最後に口の中にキシリトールが残っていれば虫歯予防の効果があるということです。できれば、食後に歯磨きをした後、最後にキシリトールガムを食べるようにしましょう。
どうせ、磨くなら歯磨き剤にキシリトールを入れれば、わざわざガムをかむ必要もない事になります。それで、現在、市販の歯磨き剤にもいくつかの商品に、キシリトールが入れてあります。
もし、入ってなかったら、次回歯磨き剤を買う時は成分をよく見て、キシリトール入りにしてください。フッ素が入っている歯磨き剤は一般にキシリトールは入っていないことが多いです。
外出先や外食で、もしも歯磨きができない時はキシリトールのガムを2粒ほどよく咬んでおくだけで大きな予防効果があるのです。知っていましたか。2粒以上はあまり効果は変りません。今どこのスーパーにいっても、レジの横にガムのコーナーがあり、キシリトールの全盛時代のように思えます。フッ素のあとを埋めるキシリトールを効果的に摂取して、虫歯予防をしてください。
なお、キシリトールを取り過ぎると、おなかがゆるくなってきて、もっと取り過ぎと下痢になります。食後に2粒として、1日6粒程度を目安にして、キシリトールを取りましょう。それ以上は取ってもあまり意味が有りませんのでご注意ください。今度のバレンタインデーには、砂糖の代わりにキシリトールだけを使ったチョコレートを配布する予定にしています。拇指頭大のチョコ1粒が50円もする高価なチョコです。ぜひご賞味ください。