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院長ブログ

虫歯を予防する食べ物

前回、砂糖が虫歯菌の栄養といいました。砂糖を全く取らない生活なんてまずできません。
しかし、砂糖を取っても虫歯にならないようにする方法はあります。
虫歯になるのは、口の中に砂糖の甘味が停滞している時間だけです。
砂糖とは、いわゆる白砂糖(主成分はショ糖という二糖類)だけです。ジュース等のブドウ糖液糖も含まれます。。
簡単に言うと、飴・ハイチューは最悪です。10分間濃い砂糖が溶け出して来ます。
チョコレート等の歯にくっつき易いネバネバした甘味もだめです。
逆に甘くても、サラサラしたアイスクリームなどは、比較的なりにくいです。
クリスマスケーキを食べたら、すぐにお茶を飲んで口の中を洗い流しましょう。
だから、必ずしも少しでも砂糖が入っていたらダメというわけではないのです。
以上まとめると、砂糖分が口に何分間とどまるかが大切という事です。
砂糖が長くとどまっている時間が、虫歯が進行している時間なのです。

人工甘味料はどうかというと、甘くても虫歯はできません。
天然には存在しない糖なので、細菌も分解して栄養にすることはできません。
いわゆるシュガーレスという表示がなされていたりしますが、砂糖ではないので大丈夫です。
さらにキシリトールは、虫歯菌を退治する作用があって、積極的に虫歯予防に貢献する事がわかっています。
しかし、砂糖の変わりにキシリトールを使ってお菓子を作ると5倍くらいの値段になりますので、売れないです。
200円のチョコレートなら1000円になってしまいます。スーパーでチョコが1000円で売っていても買わないですよね。

もう一つ虫歯を予防するたべものとして自浄作用のある食べ物を挙げる事ができます。
自浄作用とは、食物が歯の掃除も兼ねてしてくれるという食べ物です。
例をあげると、リンゴは自浄作用のあるたべものです。
りんごを咬むとシャキシャキしていて、水分が多くでできます。もし、歯の表面にベトベトした食品が着いていてもリンゴを食べると表面をこすって汚れを落としてくれるのです。食べ物自身が歯の掃除をしてくれるのです。
デザートにリンゴはおすすめですが、他にも自浄性食品はあります。
野菜なら、生のキュウリ・ごぼう・レンコン・生のキャベツ・刺身に着いている大根・タクワンなどなど
果物なら、なし・かきなど
繊維が多いとか、シャキシャキして水分が多いなどの特徴があるのです。
こういった食品を上手に使って虫歯予防をしていってほしいと思います。

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