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院長ブログ

スイスでインプラント研修5日目

今日は実際にここで使われている3Dプリンターを診せて頂きました。600~700万円くらいだそうです。これもまだ、あまり日本では、みかけないですが、二台設置されていました。

似たようなものは、沢山有るのですが、造る物の素材によって、それぞれ違います。
当医院にあるCAD/CAMは、セラミックの被せ物をつくるためにセラミックの塊を削るための装置です。
チタンのプロックを使えばチタンのような金属も可能です。
ここの装置は、3Dプリンターと言って、プラスチックの素材で作る場合で、具体的にはインプラントのドリルガイドなどを造ります。作り方は、まだ固まっていないペースト状のプラスチックをノズルから少しづづ出しながら形を造り光線で固めてプラスチックの塊をつくっていきます。

中央に輝いている部分がプラスチックをかためる光線です。ピラミッド状のものしかできないかというとそんなことはないようです。プラスチックには粘着性があるペースト状の物を使いますから、少しぐらいならオーバーハングしても大丈夫光です。また、大きなトンネルのようになっていても真中を中空にして形を造ることができるようです。作っていくスピードは一回の往復で0.01mmですから、1mmの厚みの物をつくるのに何と100回往復しないといけないとのことでした。
ついでにもうひとつ、レーザーシンタリングというものもあります。金属の粉を薄く平面に敷いてレーザー光線で溶かして溶接し、形をつくっていきます。レーザーを照射しない所は固まらないでそのままです。これを繰り返して形にします。

ここには、3Dを使った遊び心満点の色々なオブジェがありました。

左上はモンキースパナ・右上がボールベアリング
右中は時計のベルト・右下が天使の置物等
どれも、本物をCT撮影したデータを縮小して3Dプリントしたものです。
だから、左下は手のひらをCTで撮影したデーターからプリントしたプラスチックのオプジェです。
これをインプラントのドリルガイドにすると下のようになります。

左がドリルのガイド単体・中が3Dプリントした顎の模型・右が模型にガイドを装着した状態です。
結構がっちりしていて、ブレも無く濡れた状態で臨床で使ったとしても、十分に使えそうでした。
日本でも、まったく同じガイドをつくってくれる技工所がすでにあるということでした。正確さではやはりアナログよりも良いと思います。
この後、今度はこれを使って実際にインプラントを模型に埋める実習をする予定だそうで内容が盛りだくさんです。