ボストンでバイコンインプラント研修2
無事に到着しましたが、フロリダのテロ事件の関係で警備が厳しくて、普通はスルーするところも時間がかかりました。今日からバイコンBicon本社での研修でしたが、日本からの17名のほかに、ケニアからの研修の人も来ていました。本社の前に国旗を立てる場所があって日本の国旗の他にもメキシコの国旗もありました。世界60カ国以上に輸出していて常にどこかの国の研修医が来ているらしいです。
今日は一日目ということで、最初はモーガン社長が講義をしてくれて、バイコンインプラントの良さを説明してくれました。バイコンインプラントが始めての方もいますが、多くの先生方は、何か他社メーカーのインプラントをされていて、そのインプラントの欠点を補うためにバイコンインプラントをされている方がほとんどです。たぶん、その逆にバイコンをされていて、わざわざ他の一般的なネジ式に変える事はないような気がします。昨日書いた、CAD/CAM ( = キャドカム )との相性の話しとも関連しますが、ネジ式は真ん中に必ずネジの穴が来ます。その外に金属の土台とさらにその外に被せ物のセラミックがきます。それぞれともそれなりに厚くしないといけない。細いと折れますから大変です。しかし、バイコンインプラントは真ん中にネジの穴がないので土台とセラミックだけですから、強度もとれて透明感も増します。だから、CAD/CAM とは相性がいいのです。ネジがないことで治療時間も半分以下になります。バイコンインプラントは長所が多いのですがあまり、欠点のないインプラントシステムです。このインプラントは世界中で売れていますが、日本ではバイコンジャパンという現地の法人があります。平山社長さんは歯科医師で、アメリカから月に一度くらいは来られていて講演をされたりしています。普通の会社社長のようにインプラントだけを売っている人ではないので仕方ないとは思います。日本のインプラント市場が縮小している中にあってバイコンだけはシェアを伸ばしています。平山社長さんもがんばっておられるのでこれからもだんだんと増えていくと期待しています。
夜は会社主催のウエルカムパーティーでした。イタリア料理の好きな社長さんで、会社にイタリアンの社員食堂を作っています。イタリア人のシェフのフランチェスコさんが居て、実は昼もイタリア料理を食べました。
パーティもイタリアンのフルコースでおいしかったですけど、しばらくはもうイタリアンはいいと思います。でも、明日の昼もイタリアンらしいです。明日もがんばりましょう。