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院長ブログ

やっとインプラントの本が完成しました

インプラントの患者様向けの小冊子の本が完成しました。
書こうと決めたのは、おととしの年末でした。構想というか展開を考えるだけで半年がかかりました。はじめてパソコンに向かって書き始めたのは、去年6月のボストンでのインプラント研修に行く飛行機の中でした。成田からJAL直行便で行き12時間とボストンからの帰り13時間の間、ずっと書いていました。とりあえず書きたい事を書いたのが出来上がったのが8月のお盆ごろで、そこから色々な方に読んで頂き、改訂に2ヶ月かかり、校正に2ヶ月かかりました。年末には出来上がる予定でしたが、次にタイトルの決定や表紙のデザインにまた2ヶ月かかりました。
結局、構想半年、執筆半年かかってやっとの完成です。 カラーで112ページになりました。
タイトルは『インプラント完全ガイドブック』

冒頭の「はじめに」の中から、少し本の内容を紹介します。
人が生まれつき持っている歯にもし値段をつけるとしたら、あなたならば一体いくらのお値段をおつけになりますか?人間の歯1本だけのお値段です。
少し考えてみてください。
いろいろな調査があって金額は様々です。2005年岐阜医療短期大学の中村浩二助教授の「歯の資産価値に関する意識調査」によると患者様が考える1本の歯の値段は平均35万円(お口全体で973万円) です。
一方、歯科医が考える1本の歯の値段は平均104万円(お口全体で2913万円) でした。

~~(中略)~~

だからこそ、患者様にも自分の歯を大切にしてほしいと願っています。
もし私が患者様の歯を治療中、その判断に迷った時には、患者様を自分に置き換えて、ベストな治療方法を提案しています。当医院の勤務医にも、「治療方法に迷った時は、その歯を自分の歯に置き換えて考えるように」と指導しています。
不幸にも歯を失った方にとって、私がベストの治療方法だと確信しているのがインプラントです。
しかしインプラントについては、患者様への情報提供が不十分なために、その安全性に不安や疑問を抱えている方が多いのも事実です。
安全で安心なインプラントを選んでもらうためには、インターネットや広告やテレビまた市販されている本などの情報だけでは、不十分だと以前から感じていました。
そんな方に正しい知識を身につけて、ご自身にとってベストの選択ができるようにという想いから、この本を書き始めました。
さらに、歯科治療の影の部分やインプラントの影の部分も知って頂きたいとも思って書きました。歯科医師の使命として、真実を正確に書いたつもりです。
この本を最後まで読んでいただければ、次のようなことがわかってきます。
◆ブリッジがお口にもたらす障害
◆入れ歯がもたらす全身の病気
◆失った歯の治療の選択枝
◆インプラント治療の判断基準
◆インプラントの利点欠点注意点
◆良い歯科医院の判断基準
もし、ブリッジと迷われているなら残っている自分の歯を守る為にインプラントをお勧めします。
また、既に歯を失い、入れ歯で次のような不自由を感じている方はおられませんか?
◆食べたい物が食べれず、食事が楽しくなくなった。
◆センベイ、タクワン、スルメ等が食べれなくなった
◆人の前で大きく口を開けて笑うと入れ歯の金具が見えるので笑えなくなった。
◆入れ歯がはずれそうで人と話すのがいやになった。
◆旅行には行きたいけど、食事の時間が苦痛になった。
◆家族みんなと一緒の食事でも、一人だけメニューが違うので楽しくなくなった。
◆孫から入れ歯が臭うと言われた。          など
こんな方には、ぜひインプラントで歯が有った頃の楽しみ・かめる喜びを、もう一度取り戻していただきたいと思います。
平均寿命が伸びたのに歯の寿命がこのままでは、楽しい老後が送れません。
この本が、失った歯に対する正しい治療選択に役立ち、歯の寿命を延ばすことで、少しでも楽しく長生きできる事にお役に立てれば幸いです。IPOIインプラント学会  専門医  池田 一彦

販売は院内だけですが、アマゾンにも掲載したいと考えて今後決まりましたらまた、このブログで告知いたします。

診療時間の短縮

先日は久しぶりに歯科医院の経営セミナーに参加いたしました。
もう、3年くらいは経営系のセミナーに参加していませんでした。インプラント系が多く、たまに矯正歯科のセミナーも参加しますが主に技術を高める系統で、経営のセミナーは以前も時々参加していましたが、似たような内容なのでしばらくお休みしていました。
講義の内容はすべてシークレットセミナーということで、写真ビデオの撮影等は禁止でした。なので、セミナー風景はなく、セミナーで使用したテキストの写真しかありません。

しかし、3年も来ていないと時代の変化を感じました。以前は保険点数が制限されてきて売り上げが落ち込む中、経営を安定させるためには、どうしても自費への移行を迫れていました。私の感覚では、3年前なら日本の歯科医院の多く(80%くらい)は、自費の割合が3~10パーセントくらいでした。自費とはセラミックのかぶせ物・矯正・インプラント・ホワイトニング・クリーニングなどの保険外治療ことを言います。
現在の自費率は、たぶん平均でも10%を超えるくらいまでになっていて、勝ち組と負け組みの差がはっきりしてきている感じを受けました。自費率が60パーセントを超える医院が存在している事も驚きでした。
このように、課題が今までは、セラミック・インプラント・矯正で自費率を上げて売り上げを伸ばす事が主流でしたが、これからの課題はまた、別の内容に変わっていました。

それは、好景気によって企業の採用意欲が高まって来たせいで人材の採用が困難になってきた事です。
宅配業者がドライバー不足で、宅配料金を値上げしましたよね。歯科医院も自費率を高める事よりも、良い人材を確保する事が最大の経営課題に変化しています。
 当医院でも、同じです。自費率を高くするには、中程度以上の所得のある方の患者層を厚くする事が必要です。しかし、そのためにはサービスレベルの向上も必要で、そのためには良い人材は不可欠です。当医院では、歯科助手も大切な役割をになっています。なのでできれば4大卒、少なくとも短大卒以上のレベルのある方を採用をしています。ということは、採用の場は歯科業界・医療業界の中だけの採用競争ではなく、一般企業との採用競争の中にあるのです。
現在の新卒はゆとり世代と言われます。がんばらないで、ゆったりとした人生を歩もうとする人生観を持っている人が多い世代です。
簡単に言えば、給与が多い事が一番というよりも、帰る時間が早い方がいいという世代なのです。
以前は、高い給与を出すと良い人材は容易に確保できていました。歯科医院は、会社帰りの患者様も多く、夜遅くまでしている医院も多くあります。しかし、この夜が遅いと言う事が結構、良い人材を採用する事を困難にしているという事は特に最近感じる事があります。
というわけで、これから、常勤のスタッフが夕方に早く帰れるような仕組みづくりをしていこうと思います。
具体的内容は、シークレットセミナーの内容に関わる事なので、ここでは説明できませんが、夕方の診療時間は早めに切り上げざるを得ない事をこの場を借りて申し添えます。

臨床研修指導医研修会

この連休は臨床研修指導医研修会というものに参加しました。
国家試験を合格したばかりの歯科医師を臨床研修させる医療機関になるための研修です。
歯学部6年間の最終学年では付属病院で研修しますが、まだ歯科医師ではないため、できることに制限があります。国家試験に合格したばかりの歯科医師は、その後臨床研修を受け入れる指定医療機関で実践的な経験を積む事になります。
当医院も、その医療機関になるためには指導医としての教育方法を知らなければなりません。
そのための受け入れ研修となります。
研修医の期間は一年間ですが、1つの医院だけでなく3つの医療機関を回るため1つが4ヶ月となります。
短い期間で色々なことを教える為には、きちんとしたプログラムとかカリキュラムも必要ですし、人の配置・器材の利用・時間の配分・予算の管理・評価の方法・本人へのフィードバックの方法などを計画的にしないといけないのです。今回の臨床研修指導医研修会とは、その方法を知る研修でした。

いくつかのグループに分かれて、それぞれ違った項目内容というかテーマが与えられて、実際にカリキュラム・マニュアル・評価方法を作っていく作業をしました。ワークショップという形式
 右も左も分からない研修医ですから、それをある程度のレベルまで引き上げるのは結構大変なことであるという実感がしました。研修医を受け入れるのは、まだ先になりますが、かなりの準備も必要であると思いました。ただ、このためのカリキュラム・マニュアル・評価方法を完備すれば、研修医ばかりではなく、レベルを下げて作り直せば新人の歯科衛生士や一部分は歯科助手用にも転用可能な気がしました。いずれにしても、人を育てるのは大変なことです。

昔、経営の勉強会に数年間行っていました。そのときに習った経営の手法と同じ手法が各所に出てきました。人を育てる事と、企業を育てる事とはまったく同じというのが今回の研修の感想です。

この研修会は元々、全国の各大学が主催でほぼ毎月どこかの大学で行われています。母校の九州歯科大学も何年かに一度行われていますが、次回がいつか未定ですので全国の大学に申し込みをしていました。何処も定員一杯で、今回やっと入れましたが、明海大学と埼玉県歯科医師会の共催でした。場所は埼玉県大宮で交通の便はまあまあでしたが、一泊二日30時間の研修で結構疲れました。最後に、実り多い研修を受けることができまして、ご指導いただいた先生方や事務局の方々に大変感謝します。ありがとうございました。

夏休み企画 体験歯医者さん

今日は年に一度のキッズイベントである体験歯医者さんの日でした。
幼児や小学生が歯科の職業体験をするイベントです。簡単に言うと、子供たちが歯医者さんごっこをします。毎年好評で、すぐに席が埋まってしまいます。
土曜日の午後の休診を利用して2時から約2時間で4っの体験をしました。
ひとつめが、歯科用の治療台でお友達の歯磨きをします。最初に患者さん役と歯医者さん役とアシスタント役を決めます。患者さんを導入して椅子の機械を倒したり挙げたりして動かします。患者役の人が倒れたらその人の歯磨きをします。次にライトを点けミラーで虫歯がないかチェックします。最後に、汚れが落ちたかチェックします。その後バキュームで水を吸ったり、エアーで風船を膨らませたりもしました。子供たちはもちろん楽しそうでしたが、それ以上にお母様やお父様が楽しそうで携帯やカメラを手に、多くの写真を撮っておられました。

二つ目が指の石膏模型をつくる作業です。歯科用の型取りに使う粘土のような材料で指の型を取って、それに歯科用の石膏を流して指の模型を作ります。なかなか難しくひとりでは難しいので大部分は衛生士さんたちがしますが、子供たちは手を粘土や石膏で汚しながら楽しそうでした。指型はとても細かい部分まで正確でシワの細部まで再現されますから皆さん驚かれます。又、去年も来られていた方は、型を並べてみると、指が大きくなっていて成長が実感すると言われます。

後は遊びのゲームの時間で一昨年は輪投げをしましたが、去年から、プラバンに絵を書いてもらいキーホルダーを作ってもらいました。子供たちはまだ上手く書けないので、お母様方に頑張ってもらいました。

最後に虫歯予防についてのクイズのコーナーです。どんな食べ物が虫歯になり易いかを色々なお菓子で説明しました。もっとも虫歯になり易いのは、アメ玉、キャラメル、チョコレート、ハイチュウ、などのお菓子や甘いジュースが、一番虫歯になり易いことを知ってもらいました。また歯にくっつき易い物も、虫歯になり易いので注意が必要です。ただ、今は甘いお菓子を食べないでいることはできません。そこで、予防方法を二つ、クイズ形式で紹介しました。キシリトールを食後に摂ると虫歯予防になります。その効果的なとり方は食後に2粒のキシリトールガムを食べることです。注意点は、90パーセント以上のキシリトールでないと予防効果がありません。スーパー等で売られてるもののほとんど30~70パーセントですから、あまり予防効果がありません。
二つ目の予防方法は、自浄性食品を利用する方法で、具体的にはシャキシャキした食品を食事の最後に食べると汚れの量を減らすことができるというものです。シャキシャキした自浄性食品の代表は、リンゴ・梨などの果物と大根・ニンジン・きゅうりなどの漬物です。和食の最後に出る漬物も有効ですし、カレーライスの福神漬けも最後に食べた方が有効です

京セラの新デザインインプラント=フィネシア

今日から、京セラの新しいデザインのインプラントが発売されました。名前はフィネシアというらしいのですが、7~8年ぶりくらいのモデルチェンジでしょうか。
今までのデザインのもう1つ前のデザインのものから京セラを使用していますが、7~8年前の時も大きく変わって確かに使いやすくなっていました。

ただ、使ってみると色々な問題点が出てきていました。例えば、インプラントと上の土台を固定する六角のネジがなめられたこともありました。ドライバーとインプラントのネジが甘くなってネジが回らなくなり、結局ネジを削って外すという事もありました。六角のレンチは家具とか車とかにも使われていますが、たまに、なめられますよね。また、プラス+やマイナス-のネジもたまになめられますよね。
もっともなめられにくいネジは、やはり星型★です。ドイツの車には、星型のねじが付いていることを知った時は、さすがだなと思いました。
今回の新デザインのインプラント(フィネシア)もネジ固定式ですが、星型に変更されています。
もう1つ、前回の最も大きな問題点は、インプラントを入れてから数年が経つと骨の上部が一部吸収を起こす事でした。 わずかですから問題はないのですがレントゲンを撮った時に、何か新しい問題が生じて骨の吸収が起こっているのか、特に問題がなくて吸収像が見えているだけなのかが分かりにくいのです。しかし、吸収はしないに越したことはないのですから、その点も改善されるべくデザインされているがフィネシアなのかなとも思えます。
プラットフォームスイッチングという考え方に基づいているのですが、最近のインプラントは各社ともこのプラットフォームスイッチングのデザインのものが増えてきているのは事実です。簡単に言うと、インプラント本体と上部の土台との間の接合部分の直径を大きく変えることで歯肉とインプラントの隙間をより狭く強くシールするものです。シールすることで細菌の侵入量を減らせると骨の吸収も抑えることができると考えられています。
当院で採用しているバイコンインプラントは、日本で発売されて30年になりますが、発売の最初からこのプラットフォームスイッチングの考え方がとられていて、すごいと思います。プラットフォームスイッチングという言葉が言われ始めたのが数年前ですから、言葉ができる20年以上前から、考えられていたというのが凄いと思います。しかも、30年間モデルチェンジしていません。ラインナップが増えているだけで、形そのものはまったく変わっていません。
30年間モデルチェンジしない車があって、それが今見ても古く感じないとしたら、凄いと思いませんか?
話をフィネシアに戻すと、新デザインのインプラント導入のための欠点は、今までの道具の多くが使えなくなることです。ドリルの一部は使えますが、土台の形が変わるので、上の歯を作る時の技巧関連パーツはまったく使えません。道具だけでも、100万円単位の投資になりますので、バイコンインプラントをメインにしようかとも、考えています。

バイコンインプラント CAD/CAMミーティング 2017-7

最後の日に各人10分程度のパワーポイントを作ってきて、発表しました。私は、前回のボストン研修で学んだアメリカ的な戦略的抜歯について調べたことを発表しました。戦略的抜歯とは、その歯だけを診ると、まだ抜歯しなくてもしばらくはかめるけれども、口の中を全体的に見た視点から、もしくは長期的に見た視点から考えて抜歯した方が良いと判断することです。
日本人の歯科医師は、なるべく抜かないで残そうとしますが、アメリカでは抜く傾向にあります。その理由を色々と考えて発表しました。
後からの日本の先生方とみんなで話し合った結果、大きな理由ふたつにまとまりました。
一つ目が、大きな虫歯になると神経を取らないといけなくなりますがアメリカは高額で1本の根につき10万円なので、大臼歯(3根)だと被せ物(約10万円)まで入れると約40万円になります。前歯(1根)でも被せ物(15万円)まで入れると25万円になってしまいます。大臼歯ならインプラントの方が安くなってしまいます。もちろん、3本をつなげるブリッジだと、もっと高額になってしまいます。簡単に言うと「神経を取って残すより抜歯してインプラントにした方が、値段が安い」ということです。
ちなみに、日本で保険ですると窓口負担は1本3000円から6000円くらいです。日本の保険治療は格安です。
二つ目の理由は、簡単に言うと「アメリカ人は根の治療が嫌い」らしいです。基本的に不器用なので治療回数がかかりますし、大きく口を開けておく事があまり好きではない。大きな指を入れられて面倒なことするよりも、早く抜いてインプラントにした方が簡単であるという理由もあるということでまとまりました。
最後に修了証書を頂きまして、研修は終了しました。

バイコンの付属病院にいらっしゃる平山先生には、大変にお世話になりましたので、最後の夕食は、日本の先生方で慰労会をしました。Union Oyster Houseというどんなガイド本にも絶対に載っているコテコテの観光客用シーフードレストランです。ケネディー大統領もよく通っていて、いつも座っていた席が残されています。美味しかったですが、やや高いので地元の人は行けないそうです。

こんな感じで研修は終わりました。ありがとうございました。もう、来年の日程が決まったそうで、2018年6月24日から7月1日となりました。明日帰国してまた、月曜から診療にがんばります。患者様には長い間不在でご迷惑をおかけしました。日々、進化している最新最善の診療をこれからも提供していきたいと思っています。

バイコンインプラント CAD/CAMミーティング 2017-6

今日は、サージカルガイドを作るために必要な3Dプリンターの工場へ行きました。市内の普通の所にありました。街中でもなく、住宅街でもない所の五階立てのビルの二階と三階にあって受付が三階でした。

ここが受付です。写真中の私の横に写っている金属とオレンジ色の物体が3Dプリンターの初期の物の外装の廃物利用と思われます。写真の左下の写っている白い置物は、拡大するとこんな感じです。こんな感じのものが出来上がるのです。

出迎えたのは、人間ではなくてi-PAD でした。色々と読まされて、署名を求められて、入力を済ませるとしばらくして、人が出できました。デジタル化されていますが、アメリカの会社ってみんなこんな感じらしいです。いよいよ中に入ると、製品の展示スペースがありました。正確には、ここの会社が作っている「FORM 2」と言う製品からできる商品が展示してあります。

ここの会社は、いろいろなプラスチック製品を少量のロットで生産する部門が別のフロアーにありました。

プラスチック製品の一分野に歯科の製品があります。大量に生産するのではなく1個からつくります。
例えば、宝飾品を作る会社が指輪を鋳造するために、コンピューターでデザインしたデーターを持ち込みます。そのデーターから焼却できるプラスチックで同じ形をここでつくります。

指輪ですから大量生産の必要がないですしすこしずつ違うデザインも可能です。できたプラスチックの製品は、納品されてここではおわりです。宝飾品を作る会社は、別の工場でプラスチックを耐火石膏に埋没して高温で焼却し、できた空間に金属を流し込んで金の指輪が出来上がります。
色々な部門があって色々なものがありました。
今回案内してくれたのは、歯科の技工士さんでした。今回はインプラントの手術のときに使うステントと呼ばれるガイドを作る機械としてここの「FORM 2」と言う製品を見てみようという下見です。

また、患者さんへの説明用にCTデーターから、骨の実物大の透明模型も製作可能です。

インプラントをたくさんしているところでは、すでにステント製作用に、この機械を購入して作っている先生がおられます。今回行った先生も1名は購入することに決められました。ここには、、「FORM 2」の機械そのものを作る工場的な場所は無いそうです。
大変勉強になりました。
多分、デジタル化がさらに進む感じがして、乗り遅れるとどんどん付いていけなくなります。
これからの進むべき道は、デジタル化された歯科( = デジタルデンティスト ) と思います。
来年のボストン研修時までには、当医院もこれを購入すると思います。
ありがとうございました。

バイコンインプラント CAD/CAMミーティング 2017-5

外科の話の続きです。口腔外科のシャディー・ダハー先生の講義は、テキストと写真が完全にそろっていて、わかり易い講義でした。

写真だけでも、1500枚くらいありましたので、ハイスピードの講義でした。参加者の半分くらいは、インプラントを日々している先生が多いので、内容もやや高めで、質問も突っ込んだ物が多かったです。抜歯してすぐその時にインプラントまで入れてしまう抜歯即時埋入が多いです。それができない場合でも、抜歯後2ヶ月で埋入をする抜歯後待時埋入をするようで、これは明日からの診療に役立ちそうです。今まで半年間は待って、完全に骨が上がってきてからのインプラントが多かったのですが、なるべくなら期間を短縮したほうが患者様にも良いので、2ヶ月間待ってする方法に切り替えようと思いました。ただ、そのためには材料が日本ではまだ未発売のため、これを多めに買って帰らないといけないです。
午前中の講義が終了後、午後からある手術の症例を解説してもらって午前終了でした。

昼食後、午後から手術のオペ見学をしました。感想としては、速くて確実という感じです。
その後は、初心者向けではありましたが、一応、模型での実習もありました。わざわざ日本から来るので、模型を用意してくれていたようです。

ここには、日本では買えない商品もたくさん買えます。日本は、医療品は認可がでないと販売できません。本社がアメリカだと日本製以上に時間とお金がかかるらしいです。世界の在庫が全てここにありますから全てが揃うし、10パーセントの割引サービスをして頂けます。飛行機代を使ってきていますし、自分で持って帰らないといけないので、それでも高いかもしれません。持って帰るのは手荷物が増えて大変ですが、最低限ここでしか変えないものだけは、買って帰ります。朝注文したものが、夕方には揃っていました。それで、スーツケースの1/3くらいは占めている感じの量です。ものすごい量を買っている先生もいました。まるで、中卸の業者さんのようでした。それでも、私は十数人の中で、三番目か四番目くらいのやや多い量でした。
明日は、サージカルガイドを作るために必要な3Dプリンターの工場へでかける予定になっています。
ありがとうございました。

バイコンインプラント CAD/CAMミーティング 2017-4

今日でインプラントミーティングは3日目です。今日は外科の日です。
毎週水曜と木曜日は口腔外科のシャディー・ダハー先生(DR. Shadi Daher)がバイコンの付属病院に来られて、難しいケースの手術をされています。あと、新しく開発された商品を試験的に使ってみたりして使用感を確かめているらしいです。
実は、私の口の中にもバイコンインプラントが入っています。親知らずの歯が縦に破折して咬めなくなりました。神経の有った歯なので、取りあえず神経を取って痛みだけは抑えましたが、縦に割れた歯はいずれ割れ目から感染して歯肉が腫れる運命にあります。
普通は親知らずは抜いてしまいますが、きちんと親知らず同士がかみ合っていて、下を抜くと上も抜かないといけなくなるのでインプラントをしようと思いました。日本で何人かの先生に相談したのですが、「これはとても難しい。抜くだけしかできない。」と言われました。実際私が同じ立場なら同じ事を言ったと思います。だだ、バイコンインプラントなら可能と思いました。
下顎の神経までの距離が近すぎるので、バイコンくらい短くないと入りません。通常のインプラントでは長すぎて奥過ぎてまっすぐ入りません。専門的な話ですが、奥の方の歯肉の形の関係で、プラットホームスイッチングという機能のあるインプラントしか使用できないのです。普通のインプラントでは、歯肉が腫れ易くなります。
ここの付属病院で働いていらっしゃる平山先生に相談したら、「ドクター・シャディにしてもらおう。」と言われました。2014年11月にボストンに来た際、研修の空き時間に、シャディ先生にここで、バイコンのインプラントを入れていただきました。入れた時のX線写真がこれです。

これが、仮歯の状態のCT写真です。

快適に咬めていますし、歯肉もまったく腫れていません。
あとの専門的な話は省略しますが、他社メーカーのインプラントを使用しておられる先生方の多くには、無理と言われた理由が分かってもらえると思います。現在、日本ではまだバイコンインプラントのユーザーは少ないのですが、凄いインプラントであると思います。
シャディ先生に感謝しています。

話がそれましたが、今日のカリキュラムは外科的な講義と実際の手術のオペ見学を中心に進行しました。今日の内容はまた、明日書くことにして一端終わります。

バイコンインプラント CAD/CAMミーティング 2017-3

今日はインプラントミーティングの2日目です。時差ぼけはだいぶんよくなりました。
昨日と同じく、朝迎えに来た車で行き、朝食をとってから講義でした。今日は技工士さんからの講義の日です。

日本で最も普及しているセレックと言う削り出しの機械は診療用で技工用ではないのでなかなか使いづらい状況です。
診療時用のセレックをどうやって、専門技工に生かすかの方法について指導をうけました。
デジタル化された技工は各社ともまちまちで、データーの形式が違うため1つのデーターを変換して、設計加工を何回も繰り返さないといけない現状です。
早く統一すればもっとユーザーが増えるのに、強い会社は意地をはり、弱い会社はオリジナルなものにして差別化しようとする」
どうにかしたらいいのにと思います。

午前中の最後は、院内技工所の見学をしました。スキャナーという型取りの機械が数台、設計のコーナーにもコンピューターが数台、小さなブロックを削る機械一台と大きな円盤状のブロックを同時に2枚も削れる機械が完備していました。でも、ここにはあまり人はいません。ほとんどの時間、機械が一人でけずっていました。人がたくさんいて、手でする作業をしているところは、それとは別のフロアーにありました。全米や世界からインプラント技工が来るそうで、受入れと発送も大変そうでした。

午後は、上部構造を装着する患者さんが来られてのライプでの処置の見学でした。治療用ユニットは全部で6台ありましたが、カメラが付いていて研修室で見ることができます。ブリッジの装着患者さんと総義歯の患者さんの二つの場合をみました。
他のインプラントシステムに比べるともともと上部の装着時間が短いのですが、ここはバイコン専用の装着を日々しているせいか、とても早かったです。大変に勉強になりました。

終了後は、ホテルに戻ってからボストンの地元球団のレッドソックスの試合を見に行きました。バイコンが年間契約をしている席があるそうです。各国から研修に渡米する歯科医師用に、年間契約しているらしいです。今回は、もう一組、多分ニュージーランドからの歯科医師が研修にきていました。ネット裏の真ん中の席で、凄くいい席でした。

野球は、雨でスタートが遅れ、途中中断しながら進みました。私たちは寒くて途中で帰りましたが、終わったのは12時過ぎらしく、最後まで見た人もいたそうです。明日も早いので、がんばりましょう。

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