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スタッフブログ

虫歯は伝染病だった

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は虫歯菌はいません。ですが、その後さまざまな菌が口腔内に入ってきます。虫歯菌もその1つで、食事の時にお母さんが口移しで食べさせたり、同じスプーンやフォークを共有したりすることなどが原因で虫歯の原因菌と言われているミュータンス菌が歯に付着します。
~ミュータンス菌~
ミュータンス菌は砂糖(糖質)をエサにして水に溶けにくい「グルカン」という物質をつくり、歯の表面に付着します。グルカンは粘着性が強いため細菌が集まって大きな塊(プラーク)に成長していきます。プラークの中でも特にミュータンス菌がいなければ、他の細菌たちは歯の表面に留まる事ができず流れてしまいます。他のいろいろな菌が砂糖を分解して「酸」を作りだし、歯のカルシウムが溶けていってやがてむし歯になります。

~親子感染~
ミュータンス菌が親子感染しやすい期間はおおよそ1歳7カ月から2歳半くらいの期間で、「感染の窓」と呼ばれるほど特に注意をしないといけません。その感染源のひとつが、一緒に生活する家族の唾液と言われていて家族の唾液から虫歯菌が赤ちゃんにうつることがあるのです。
この期間は歯が次々と生える時期で、乳臼歯(奥歯)も生えるのでミュータンス菌にがうつると虫歯になりやすくなってしまいます。特に奥歯には深い溝があり、溝の一番底に入った菌が虫歯の菌なら、その歯は遅かれ早かれ絶対に虫歯になります。
(これについては、2018年12月25日の院長ブログを読んでください。)
コップやストロー、など食器類は使い分ける、口移しをしないなど対策を取ることが大切です。ですがミュータンス菌の感染を一般の感染病のように厳密に考えすぎると、日常生活がかなり制限されてしまいます。赤ちゃんへのミュータンス菌の感染を極力避けるためにも、お母さんやお父さん自身の口腔内の環境を治すこともとても大切なのです。

虫歯菌の場合は感染症のウイルスなどとは違って奥歯か生える時期を過ぎると、うつったから絶対になるというわけではありません。実際に虫歯になるかどうかは、甘いものを食べているか、きちんと適度にハミガキをしているかといった生活習慣が関わることで決まっていきます。甘いものはアメやハイチュウなど口の中に糖質が留まる時間が長いほど、虫歯になるリスクは高まります。なるべくならおやつは決まった時間に、甘くない物(砂糖を含まない物)を中心としたものの方が良いです。

~虫歯予防~
乳歯や、生えたばかりの永久歯は未成熟で歯の表面があらく汚れがつきやすいため、虫歯になりやすい状態なので特に注意して磨くことが必要です。
虫歯は寝ている間につくられるのでハミガキは夜寝る前は特に念入りにすることが大事になります。2~3歳で虫歯ができやすい場所である上の前歯の歯と歯の間の虫歯を防ぐのには、デンタルフロスを使って清掃することが効果的です。
気をつけて磨いていても虫歯になることもあるので、定期的に歯科医院で検診やフッ素塗布をすることをおすすめします。