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唾液の力 パート2

前回の続きですが、虫歯はどうやってできるのか知っていますか?
虫歯のでき方は、食べ物の残りをお口の中の細菌が分解して酸を作り、その酸のせいで歯のカルシウム分が溶け出し穴になります。
唾液は歯を虫歯から守るために、次の二つの作用をもっています。
(4) pH緩衝作用 
歯が解け始める酸性度はpHが5.5より低いときです。pH7が中性でそれ以上がアルカリ性ですが、唾液そのものは弱アルカリ性です。したがって大量の酸ができた時もpHが5.5を下回らないように緩和する緩衝作用があります。
すっぱいもの、例えば、レモン・梅干を想像してみてください。ほら、口の中に唾液が出てきたのが分かりますか?
想像するだけで反射的に唾液がでますし、実際にすっぱさを感じると歯を守るために大量の唾液がでます。

(5) 再石灰化作用 
もし、運悪くpHが5.5以下の酸性になり歯のカルシウムが溶け出してしまったら、ほってはおけません。カルシウムを元に戻さないといけません。こんな時のために唾液にはカルシウムがたくさん含まれていて、溶け出したカルシウムを再び元に戻す作用(再石灰化作用)があります。ただし、困った事もあります。唾液の中に多くのカルシウムが含まれているために、余ったカルシウムは歯石となります。歯石はカルシウムや細菌や血液の固まったものからできていて、歯周病の元になる歯の汚れです。カルシウムの多い方は虫歯にはなりにくいのですが、歯周病にはなりやすい可能性があります。歯石は定期的に取る必要があります。
逆にカルシウムの少ない方は虫歯にはなりやすいのですが、歯周病にはなりにくい可能性があります。虫歯にも歯周病にも気をつけないといけないので大変です。
(6) 粘膜保護作用
食べ物をかみ砕いた後の食塊を飲み込む時は、食べ物が粘膜をこすります。唾液のネバネバ(ムチン)は食塊と粘膜の間にあってすべりを良くして、粘膜・のど・食道を傷つけにくくします。
(7) 粘膜修復作用
しかし、もしも、粘膜・のど・食道を傷つけてしまったら、唾液中に含まれている上皮成長因子EGAが粘膜の再生を促進してくれます。よくできています。

(8) 潤滑作用 
発音をする時には舌を動かしますが、舌の動きが悪いとしゃべりにくくなります。いわゆる「滑舌が悪い」という状態です。唾液には舌を動きやすくする作用もあるのです。
唾液の量は年齢と共に少なくなっていきます。また、薬物の副作用で減ることもあります。
口が渇く感じがしたら、歯医者さんに行って相談してみてください。