093-961-6480

ブログ
ブログ

院長ブログ

虫歯予防にリンゴがお勧め

 こんにちは、歯科医師の角野沙織です。今週のミーティングの当番で話した予防のお話を紹介します。
リンゴは虫歯予防に効果があるってしっていますか。リンゴを丸かじりすることによって、歯の表面の汚れを減少させることができます。また、リンゴに含まれるポリフェノールの一種であるアップルフェロンには、虫歯菌が出す歯垢を形成する酵素の働きを阻害する作用があります。リンゴには果糖が含まれているので、リンゴを食べると虫歯にならないというわけではないですが、砂糖に比べると虫歯になりにくいので、小さいお子様で、まだ歯磨きを上手にさせてくれない場合などは、食後にリンゴを食べるのがおすすめです。

 他にも、歯に良い清掃性食品と呼ばれるものがあります。食物繊維を多く含む食品(ゴボウ、ニンジン等)は噛むことで歯の汚れを取ってくれます。酸味等により唾液の分泌を促進してくれる食品(梅干し等)を食べると、唾液により汚れが洗い流されます。逆に、キャラメルやポテトチップス等、歯にくっつきやすい食べ物を停滞性食品といい、歯にはあまり良くありません。
また、歯や歯並びのためには良く噛んで食事をすることが良いってしっていましたか。

写真は、自宅に飼っている犬がリンゴをかじっているところです。

噛むことには、つぎのような四つの効果があります。
①唾液が出る
唾液によってお口の中の汚れが洗い流されるので、虫歯の予防につながります。
②筋肉の発達
お口の周りの筋肉と目や頬の筋肉はつながっているので、良く噛むことで顔の筋肉が発達します。
③脳の活性化
噛むことで脳が活性化され記憶力や集中力を高めます。子どもの脳の発達や高齢者の知的機能の維持を助けるとも考えられています。
④骨の成長
噛むことで筋肉が動き、血流が良くなり、骨に栄養が与えられます。また、噛むことで骨に刺激が与えられます。顎の骨が成長すると、歯の並ぶスペースができ歯並びがきれいになります。
では、良く噛むためにはどうしたら良いでしょうか。硬いものだけを食べれば良いというわけではありません。硬いものばかりを食べていると歯がすり減っていってしまいます。
そこで、
食材を大き目に切ること、
歯ごたえのある食材を用いること(生キャベツ等)、
歯ごたえを残すこと(野菜は繊維を残す方向に切る等)、
軟らかい料理には歯ごたえのある食材を混ぜること(ハンバーグにレンコンを混ぜる等)で、
普段のお食事で噛む回数を増やすことができます。
以上、虫歯予防の豆知識でした。

TOPへ戻る