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院長ブログ

矯正咬合セミナー参加3

ボストンから帰ってきて直接のセミナー参加だったのですが飛行機が遅れて大変でした。ボストン→サンフランシスコ→羽田→福岡→セミナーというタイトな計画に無理があったとは思います。最初のボストン→サンフランシスコの飛行機が2時間遅れて到着したために2時間遅れて出発しました。しかも、国内線の移動なので、免税店もなく早く空港に着いたのにする事はありませんでした。
サンフランシスコに着いたらギリギリで、出口に地上の係員が迎えに来ていて次の便のゲートまで直接案内され、次の便はもう搭乗が始まっていました。サンフランシスコには大きな免税店があって、そこでお土産を買う予定が遅れたせいで買えず、まいりました。
しかも、羽田では荷物が予想通り出ては来ませんでした。人間の移動が精一杯で、手荷物を降ろして次の便に詰め替える時間なんてあるはずがありません。ただひとつ良かったことは、羽田空港→福岡空港→セミナー会場→自宅まで、手荷物なしで移動できたことは救いでした。
さて、矯正セミナーは今回で3回目ですが、今回は特殊なデーモンブラケットというスライドロック式の止め具でワイヤーを止めて歯を動かしました。取り外しが簡単で初心者にも使いやすいと思います。ただ、基本はメタル製で目立ちます。セラミック製もあるのですが、機能が制限されていて、やや使い勝手が悪いので、使えるか迷います。今のほとんどの患者様は目立つ矯正を嫌います。止め具は透明が良いと言いますし、最近では針金も白く樹脂加工された高価な針金を希望される方が増えました。
今回使った針金もゴムメタルというゴムのような性質の高価な物を使いました。これは別の矯正セミナーでも出てきましたが、塑性(そせい)があるのに弾性があるというほんとに変わった性質があります。この針金とデーモンブラケットという止め具をタイポドントという蝋の模型で移動の実習をしました。



タイポドントは何度か使ったことは有ったのですが、今回気づいたことが1つありました。セミナーを受けている人は全員最初は同じ歯並びの模型からスタートしたのですが、曲げるワイヤーによって動き方がみんな違います。先生から習ったとおりにワイヤーを曲げているはずなのに微妙な違いが歯の動きに誤差を生じさせ、何本も交換していくうちに、歯並びが改善はしているけど、スピードにかなり差がでました。
矯正もインプラントも同じなのですが、基本の手順は十分理解して、その患者の症例にとってのベストな工程を組むには、考える力が必要ですが、それを実行するには器用さも欠かすことができないと実感しました。ある程度は、経験でカバーできます。
今回のセミナーは眠いけどがんばりました。

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