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歯も骨の様に再生できるかも?

歯と骨はどちらも多くのカルシウムからできています。共に硬いので似てはいますが、実は歯と骨は全く別物なのです。歯は欠けてしまえば二度と再生しませんが、骨は折れても自然に治りますよね。このように性質に明らかな違いがありますし、そもそも発生の過程からそれぞれ別の道を歩んできているのです。

骨は、身体を構成する組織の一つです。リン酸カルシウムなどの無機質とコラーゲンなどの有機物で構成されています。歯のエナメル質と比べると、有機物を多く含んでいますので硬さでは劣ります。

骨には、身体を支えたり動かしたりする運動機能や、脳や内蔵などの弱い器官を保護する機能、血液中のカルシウムを貯蔵したり、血液の元となる細胞を作ったりする機能など、様々な役割があります。

骨は常に新陳代謝をしているため、骨折をしたときには自然に治癒します。他の体内の組織と同じように少しずつ生まれ変わっており、約3年のサイクルで全身の骨が新しくなっています。なお、骨には神経は存在せず、骨折の痛みは表面の骨膜が破壊されることによって生じます。

一方歯は、食べ物を咀嚼するための器官です。消化器官の入口であり、食べ物を消化しやすくする機能があります。人間の場合には発音や見た目にも関わってくる器官です。

外側は、リン酸カルシウムの一種であるハイドロキシアパタイトを主成分とするエナメル質、象牙質、セメント質の3つの硬組織で囲まれており、内部には、歯髄という神経や血管が通っている軟組織が存在し、脳に痛みを伝えたり、歯に栄養や酸素を供給したりしています。歯の表面は絶えず脱灰と再石灰化が繰り返されていますが、代謝していないので、虫歯などで欠損しても修復することができません。

カルシウムを摂取すると骨が強くなるといいますが、歯の強さそのものにはあまり関係しません。ただし歯が作られる幼少期については、カルシウムの摂取が歯質の強化に繋がります。大人になってからの歯質の強化には、フッ素塗布や唾液の質の改善が有効です。フッ素や唾液は、エナメル質の再石灰化を促し、歯質を強化する働きがあります。唾液の質の改善には、よく噛んで食べる、禁煙する、口呼吸の改善、規則正しい生活を心がけるなどの方法があります。

また、動物によっては咀嚼機能だけではなく、獲物を引っ掛けたり、敵を攻撃したり、穴を掘ったりなど、生態に合わせた形に進化しています。リスやネズミのように一生歯が伸び続ける動物や、何度も歯が生え変わるサメのような動物もいます。

もしも、歯がなくなったら今は流行のインプランがあります。しかし、動物のように再生してくれたら思いませんか?

実は30年後はインプランとはなくなってしまうと予測されています。なぜなら、山中教授の開発したIPS細胞から歯胚を作り、近い将来に歯が再生できるだろうと考えられています。

上の写真は普通に永久歯の下で歯胚ができている所の写真です。

再生した歯胚を骨に埋めると歯が生えてくるのです。夢のような話ですが、早く実現できるといいですね。