2018年1月26日
診療時間の短縮

先日は久しぶりに歯科医院の経営セミナーに参加いたしました。
もう、3年くらいは経営系のセミナーに参加していませんでした。インプラント系が多く、たまに矯正歯科のセミナーも参加しますが主に技術を高める系統で、経営のセミナーは以前も時々参加していましたが、似たような内容なのでしばらくお休みしていました。
講義の内容はすべてシークレットセミナーということで、写真ビデオの撮影等は禁止でした。なので、セミナー風景はなく、セミナーで使用したテキストの写真しかありません。

しかし、3年も来ていないと時代の変化を感じました。以前は保険点数が制限されてきて売り上げが落ち込む中、経営を安定させるためには、どうしても自費への移行を迫れていました。私の感覚では、3年前なら日本の歯科医院の多く(80%くらい)は、自費の割合が3~10パーセントくらいでした。自費とはセラミックのかぶせ物・矯正・インプラント・ホワイトニング・クリーニングなどの保険外治療ことを言います。
現在の自費率は、たぶん平均でも10%を超えるくらいまでになっていて、勝ち組と負け組みの差がはっきりしてきている感じを受けました。自費率が60パーセントを超える医院が存在している事も驚きでした。
このように、課題が今までは、セラミック・インプラント・矯正で自費率を上げて売り上げを伸ばす事が主流でしたが、これからの課題はまた、別の内容に変わっていました。

それは、好景気によって企業の採用意欲が高まって来たせいで人材の採用が困難になってきた事です。
宅配業者がドライバー不足で、宅配料金を値上げしましたよね。歯科医院も自費率を高める事よりも、良い人材を確保する事が最大の経営課題に変化しています。
 当医院でも、同じです。自費率を高くするには、中程度以上の所得のある方の患者層を厚くする事が必要です。しかし、そのためにはサービスレベルの向上も必要で、そのためには良い人材は不可欠です。当医院では、歯科助手も高卒ではなくできれば4大卒、少なくとも短大卒以上の採用をしています。採用の場は歯科業界・医療業界の中だけの採用競争ではなく、一般企業との採用競争の中にあるのです。
現在の新卒はゆとり世代と言われます。がんばらないで、ゆったりとした人生を歩もうとする人生観を持っている人が多い世代です。
簡単に言えば、給与が多い事が一番というよりも、帰る時間が早い方がいいという世代なのです。
以前は、高い給与を出すと良い人材は容易に確保できていました。歯科医院は、会社帰りの患者様も多く、夜遅くまでしている医院も多くあります。しかし、この夜が遅いと言う事が結構、良い人材を採用する事を困難にしているという事は特に最近感じる事があります。
というわけで、これから、常勤のスタッフが夕方に早く帰れるような仕組みづくりをしていこうと思います。
具体的内容は、シークレットセミナーの内容に関わる事なので、ここでは説明できませんが、夕方の診療時間は早めに切り上げざるを得ない事をこの場を借りて申し添えます。