2017年7月2日
バイコンインプラント CAD/CAMミーティング 2017-7

最後の日に各人10分程度のパワーポイントを作ってきて、発表しました。私は、前回のボストン研修で学んだアメリカ的な戦略的抜歯について調べたことを発表しました。戦略的抜歯とは、その歯だけを診ると、まだ抜歯しなくてもしばらくはかめるけれども、口の中を全体的に見た視点から、もしくは長期的に見た視点から考えて抜歯した方が良いと判断することです。
日本人の歯科医師は、なるべく抜かないで残そうとしますが、アメリカでは抜く傾向にあります。その理由を色々と考えて発表しました。
後からの日本の先生方とみんなで話し合った結果、大きな理由ふたつにまとまりました。
一つ目が、大きな虫歯になると神経を取らないといけなくなりますがアメリカは高額で1本の根につき10万円なので、大臼歯(3根)だと被せ物(約10万円)まで入れると約40万円になります。前歯(1根)でも被せ物(15万円)まで入れると25万円になってしまいます。大臼歯ならインプラントの方が安くなってしまいます。もちろん、3本をつなげるブリッジだと、もっと高額になってしまいます。簡単に言うと「神経を取って残すより抜歯してインプラントにした方が、値段が安い」ということです。
ちなみに、日本で保険ですると窓口負担は1本3000円から6000円くらいです。日本の保険治療は格安です。
二つ目の理由は、簡単に言うと「アメリカ人は根の治療が嫌い」らしいです。基本的に不器用なので治療回数がかかりますし、大きく口を開けておく事があまり好きではない。大きな指を入れられて面倒なことするよりも、早く抜いてインプラントにした方が簡単であるという理由もあるということでまとまりました。
最後に修了証書を頂きまして、研修は終了しました。

バイコンの付属病院にいらっしゃる平山先生には、大変にお世話になりましたので、最後の夕食は、日本の先生方で慰労会をしました。Union Oyster Houseというどんなガイド本にも絶対に載っているコテコテの観光客用シーフードレストランです。ケネディー大統領もよく通っていて、いつも座っていた席が残されています。美味しかったですが、やや高いので地元の人は行けないそうです。

こんな感じで研修は終わりました。ありがとうございました。もう、来年の日程が決まったそうで、2018年6月24日から7月1日となりました。明日帰国してまた、月曜から診療にがんばります。患者様には長い間不在でご迷惑をおかけしました。日々、進化している最新最善の診療をこれからも提供していきたいと思っています。